2015/11/03
通心ぼ ~ママにもナイショの時間割~ 感想
![]() ![]() | 『通心ぼ ~ママにもナイショの時間割~』マーブルCandySoft 発売日:2015/10/30 ☆☆☆☆☆- |
2015年屈指のビッグタイトル『通心ぼ』コンプリートしました。
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総評
3人の少女たちと1人の教師の優しくて切ない恋物語。素晴らしい出来でした。
見ての通りのロリコン向けのゲームではありますが、ストーリーは意外にもしっかりしていて、田舎町でのロリっ子との純愛を楽しめます。
暖かく心優しい人たちに囲まれ、あどけない教え子にほぐされていく主人公の心。田舎で一年を過ごした後に迎える岐路と決断、そして――今年の最優秀シナリオゲーは決まった。(真顔)
前作『隠恋ぼ』と同じく「ヒメドキ(いたずら)システム」「環境音モード」「ハーレムルート」を搭載し、さらに今作ではBGV(背景音声)も追加。それらと共にSantaさんの柔らかなCGで彩られる3人の少女たちとの逢瀬は、世の紳士達に果てしない満足感を与えてくれることでしょう。
「気になったら買い」
伝えるべきはこの一言で十分なはず。小さい子が大好きな人にはもちろん、幼女アレルギーをお持ちでなければ万人におすすめ。すごいロリゲーだよ。
――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く。
シナリオ
上昇志向の意識高い系若手教師である主人公が、運悪く小さな田舎の学校に赴任することになり、そこで出会う人たちと触れ合うことで少しずつ成長していくハートフルストーリー。
体験版をプレイすればわかりますが、びっくりするほど教師ものです。野心溢れる今時の教師が、ゆるいけど人情味溢れる田舎に触れて……という、一般の漫画とかドラマのようなやつ。途中ひょんなことから主人公はロリコンという致命的な業を背負うわけですが、それでも最後まで教師ものなストーリーは続きます。
ストーリーはあって無いようなものだった前作と打って変わって、今回は、あくまでロリヌキゲーという前提の上で、素晴らしいシナリオでした。
特にえみちゃんルート、それもノーマルエンドはすごくじんときて。一体何ゲーをプレイしたのかよくわからないアレ。通心ぼは泣きゲー。
それはさておき、エロゲのジャンルとしては純愛ロリです。
いけない悪戯(犯罪)を悪いことだと知らないヒロインたちは、優しくてかっこいい先生のことを好いて受け入れてくれます。主人公も彼女たちに本気で恋をし、晴れて結ばれて(犯罪)、いちゃラブを経てエンディングへ――
そう、幼女とのいちゃラブですよ! これは嬉しい人も多いのではないでしょうか。
テキストの雰囲気作りが超優秀。「自習しててね」ではなく「ドリルやっててね」と書けるライター、ディレクターは貴重です。保護欲を搔き立てられるヒロインの幼さ描写もまた素晴らしい。
この有能な真性のロリコンがスタッフにいる限りこのブランドは安泰の模様。
ちなみに、全体的にストレスフリーを徹底している印象を受けました。とあるルートの銭湯の男湯に一緒に入るシーンでは、中で近所のお爺ちゃんらと遭遇するせいか、選択肢でイベントを回避できるようになっていたり。
ただ、その一貫か、「教師と教え子の禁断の愛」とか年齢差問題といった障害に対し、正面から取り組むこともありません。そこはヌキゲーと割り切ってあえてスルーしているのだと思いますが、ストーリー部分がしっかりしているだけに、少しだけ引っかかりました。といってもそこでグダグダやられても面倒なので、悪い選択ではないのだけれど。少しくらいは葛藤が欲しかったかな。
キャラクター

えみちゃんは面倒見の良いみんなのお姉ちゃん。EDのお姉さんオーラすごい。かわゆい。
最初に攻略したのですが、この子ヤバイです。隠恋ぼで感じたのと同じ、迂闊にヤバいモノに手を出してしまったような。初めてのセックスでえみちゃん号泣した時のこのマジヤバ感! とんでもないゲーム体験をさせてくれるぜ……。
CVの西乃ころねさんの甘ロリ演技がまたハンパなくてね……。甘えてくるえみちゃんヤバかわいい。

ののかちゃんは一番女らしくてセクシーなヒロイン。
なんといっても、主人公の変態ロリコン属性を開花させた張本人ですし。ののちゃんは魔性の女やで……。
「エロ担当」的なキャラで、ののかルートはえっちなお勉強ルート。大変えっちでした。
ののちゃんは素直で床上手で朗らかで、いいお嫁さんになりそう。

ことねちゃんは大人しくて控えめな女の子。かわいい。健気でいたいけな頑張り屋さん。かわいい。
Hシーンが特徴的でした。この子はマゾっ気があるとのことで主人公が少しSになってて。保護欲を搔き立てられる良い子すぎて、このコンセプトは自分は苦手でしたが、逆に「いたいけな少女にエロいことしたい」という欲求を持って臨めば素晴らしいルートなのではないかと思います。
もうとにかく小動物系のかわいさがすごくて。光源氏になって養女に迎えたい。
あと、遥先生が気になって仕方がないんですけど! 立ち絵欲しいんですけど!
プールの授業の時は遥先生も水着になっているはずなのに、どのルートでも一切全く触れられていなかった。かなしい。すこやかに育つ生徒達を遥先生と一緒に教え見守るゲームがやりたいです。
小野先生と校長と教頭もキャラ立っててすごく暖かくて素晴らしい同僚です。
ヒロインの両親たちもまた一様に暖かくて。この世界、ハートフルすぎる。そしてそんな環境で教え子に手を出すこの背徳感ね……ほんとすごいとしか言いようが無いw
声
西乃ころねさんが脳内声優ランクを駆け上がっていく。素晴らしいお声でした。
えみちゃん本人だけでなく、弟とお母さんの三役とスタッフロールで知ってびっくりw 声優さんすげぇ……!
ことね役の白月かなめさんのいたいけな少女演技も大変良かったです。犯罪的かわいさです。
CG
総CG枚数は60枚。ミドルプライスとしてはほどよい量か。
今回は前作よりもコントラスト低めで優しい感じの塗りに。Santaさんの線とよく合っているし、少女らしいかわいさが前面に出ています。立ち絵もえっちなCGも良いクオリティでした。
Santaさん絵は初めて拝見したのですが、斜め構図が斜めすぎること以外は、個性的で表情豊かで素敵な絵を描かれますね。3人とも大変かわいい。ほんの少しだけべっかんこうっぽい? かわいい。
特にえみちゃんのベランダでのシーンがお気に入り。(・ω・)b。
でも個人的には前作の方が好きだったり。
なんというか、「ロリ」「かわいさ」に特化していて、隠恋ぼの時の謎の大人の色気があまり感じられなくて。それはつまりロリゲーとしては何も問題無いのだけれど、あの色気が好きだったので。
構図も全体的に前の方がダイナミックにエロくて好みかな。
H
何も知らない幼い子を相手に、教師としての信頼を笠に着てエロいことをする主人公に空恐ろしさすら覚えます。これはあかんぜ…明日のニュースに載ること間違いないぜ……。しかもやたら他人に見つかりそうなシチュでやらかすものだから、すごくそわそわするw 見つかったり親に報告されたりしたら即ブチ込まれて人生終了、綱渡り人生にもほどがあるよ!
まあそこが面白いんだけど……///
プレイの内容は、
座薬・おしっこのお手伝い・おまたの触診、舌診・スク水パイズリ・旧スク水の水抜きに挿入・アナル・体操服・いっしょにおふろ・同僚のいる職員室で・着物・図書館でイラマ……などなど。
ほぼ全て和姦です。純愛です。
えみちゃん:らぶらぶ
ののかちゃん:受け
ことねちゃん:攻め
という傾向。
3人クリア後にハーレムルートが解放されるのが嬉しい。イヤッホウ! ってなるよね。ね。
H三昧のライトなおまけルートではあるけれど、豪華だしかわいいしえっちだし大満足。
システム
環境音モードにより臨場感のあるHが楽しめます。最高です。
コンフィグ設定でBGMモードも選べるよ。 BGM結構良かったよ!(他作品との共通BGM有り)
何より嬉しいのはBGV。これと環境音の相乗効果……ありがとうございました!(ふかぶか)
前作からヒメドキの回数と選択肢の数が減り、攻略は簡単になりました。が、全問正解しないとトゥルーエンドに行けないのは変わらず。とはいえ選択肢の正否は選んだ直後に効果音が鳴るか鳴らないかで簡単にわかりますゆえ、難易度は低いです。
今回はノーマルEDにCGが無くなったのが少し残念。短いけどノーマルエンド好きなんです。すごくしんみりして……えみノーマルEDとか卑怯ですよ。うるっとくるよ。
まとめ
ロリゲーとしては100点に近いんじゃないでしょうか。
こだわりを持つ紳士にとっては年の差問題をスルーしているライトさが物足りないかもしれないし、もっとぐちょんぐちょんのハードなやつをお好みの猛者にとっては甘すぎるかもしれない。でも、それ以外は間違いなく最高の純愛ロリです。
ストーリーが良かったのがサプライズ。ぜひノーマルエンドもスルーせず見てほしい。そして3人の本気の愛を知るのだ。
本作をプレイして、ことねちゃんなんかは特に「エロが無ければ最高」と思ってしまった辺り、やはり自分はロリコンではないのだと確信することができました。えみちゃんすき。
そんな私でも満足できるロリゲー『通心ぼ』、ロリコンにもロリコン以外の人にもおすすめです。
ライターと原画が変わってもこのクオリティ、マーブルCandySoftのロリゲーラインはホンモノのようです。次もきっと買うよ。
次回作マダー?(・∀・)

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