2016/01/24

2015年のベストエロゲ大賞

毎年恒例、私家版ベストエロゲを勝手に決めて遊ぶお時間です。

結局ラストキャバリエとアマカノSSのコンプは間に合いませんでした。もうすぐ1月も終わることだし、ここは割り切って2015年のベストエロゲを決めたいと思います!

今回も去年と同じく部門別に。手抜きしたわけじゃないんだからねっ。

候補作品リストはこちら(→2015年の購入エロゲまとめ)。
当然ですが未購入の作品の良し悪しなどわかりませんゆえ、あの作品やこの作品が入っていなくてもあくまで個人の回想企画としてご容赦くださいませ。


■部門別リンク
パジャマ演出音楽CVH
キャラクターグラフィックシナリオゲーム最優秀作品


すときゃすてぃくす版エロゲアワード 2015


■パジャマ賞 - Best Pajamas:

ネコぱら vol.0 水無月ネコたちの日常!

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NEKO WORKs / 2015.8.16
原画:さより / シナリオ:雪仁

 18禁でもない上に同人なことはスルーだ。パジャマに嘘は吐けないのだから。
 水無月家のネコたち6匹+妹1人の全員がパジャマ姿で一緒に寝るシーンがありました。それぞれの性格を反映した可愛らしい素敵なパジャマが7つ、一つ布団の上。「これは神ゲーだわ」そう思い、ちょうどそこでゲームが終わったこともあって、すぐさま批評空間で初めての100点をつけてきました。しかもこれ300円なんですよ。300円でパジャマなんてしまむらでも買えませんよ。NEKOPARA is GOD.

 他にも、パジャマ姿の股間のアップという快挙を成し遂げてくれた『花の野に咲くうたかたの』は注目に値する貴重な作品です。厳密にエロゲで選ぶならこれ。家族でも幼馴染でもない同年代の女子のお泊まりパジャマ。そして画面に表示されているのはパジャマに包まれた股間のみという思い切りの良さ。あっぷりけ is GOD.

 今年も何か一つは「これだ」というパジャマをピックしたいと思います。(一年の抱負)

▼ノミネート作品
『あま恋シロップス』『花の野に咲くうたかたの』『アクよめ』『さくらにかげつ』『ネコぱら vol.0』『僕はキミだけを見つめる』

■演出賞 - Best Visual Effects:

見上げてごらん、夜空の星を

見上げてごらん、夜空の星を 2015.12.18 First light!

PULLTOP / 2015.12.18
原画:八島タカヒロ、基井あゆむ、田口まこと(SD) / シナリオ:紺野アスタ、高嶋栄二

 夜空に輝く星々という地味ながらロマンチックな題材を上手く活用していました。若者らしい青臭い少年少女の恋愛劇によく合った舞台装置。天文に詳しくないユーザーにも視覚的な説明を入れたり雰囲気で圧倒したりで対応し、置いてけぼり感を与えないよう配慮されていたのも高評価。その他の画面演出も動きがあって効果的。要するに出来が良かったです。

 次点は『ここから夏のイノセンス!』と『シルヴァリオ ヴェンデッタ』。これらはわかりやすい派手目のエフェクトで賑やかさ豪華さを演出。どちらもよいものでした。
 演出はADVエロゲが「ゲーム」であると言える大きな要因ですし、また武器でもあります。費用対効果の面でなかなか注力しにくい部分かもしれませんが、より良いエロゲのために今後も各メーカー頑張っていただきたいところです。
▼ノミネート作品
『シルヴァリオ ヴェンデッタ』『炎の孕ませもっと!発育っ!身体測定2』『フェアリーテイル・レクイエム』『ここから夏のイノセンス!』『見上げてごらん、夜空の星を』

■音楽賞 - Best Sound Design:

シルヴァリオ ヴェンデッタ

『シルヴァリオ ヴェンデッタ』応援中!

light / 2015.2.27
原画:KeG、夕薙 / シナリオ:高濱亮、昏式龍也、無義歩 / 音楽:樋口秀樹、押上極

 ついに正田ライン以外のlightゲーのサントラが出た! 単品で4320円! 高い! 買った!
 なんといってもコーラス入りBGMのパワーと豪華さよ。ヴェンデッタの謡う『死想恋歌』は雰囲気抜群、日常曲はとても可愛く楽しく、戦闘シーンではスーパー燃える。ラストバトルとか涙が出るレベル。最高でした。

 他にも『さくらにかげつ』のVo曲とBGMはとても良かったし、『フェアリーテイル・レクイエム』も個性的で抜群の雰囲気。去年は音楽のレベルが高かった気がする。
 また、『あねよめコンチェルト』では前作で印象的だった謎のインディーロック的BGMの新曲が増えてましたw 不明だったクレジットも載ったし音楽鑑賞にも登録されたし何気に満足度高い。

▼ノミネート作品
『シルヴァリオ ヴェンデッタ』『さくらにかげつ』『フェアリーテイル・レクイエム』『あねよめコンチェルト』『僕はキミだけを見つめる』

■キャラクターボイス賞 - Best Voice Acting:

ランス03 リーザス陥落

ランス03 リーザス陥落

アリスソフト / 2015.8.28
原画:魚介、遊喜(SD) / シナリオ:ダイスころがし、ヨイドレ・ドラゴン

 ついにランスにボイスが! 初めてその情報を聞いた時は「マジかよ」と思ったものです。しかしプレイしてみたら全然悪くないどころか、手のひらを反すようで恐縮だけれど、最高と言わざるを得ない。
 配役と、何より演技が素晴らしかったです。声優さんと監督さんグッジョブ。おかげさまで見事に鶴屋春人ファンになったし真中海様や北都南お姉さんの偉大さを再確認したりしました。ランス10にも声プリーズ。

 というわけで2015年最も印象に残った声優さんは、風音さん。かなみも良かったし、『つよきすFESTIVAL』の勝気がまた凄かった。とっても 面白 かわいくて。風音様大復活といった感じの年でした。
 若手でこれはと思ったのは蓬かすみさん。『さくらにかげつ』のハコがかわいすぎた。今後要チェックやで。
 12月に波奈束風景強化月間が出現したのも実に俺得です。2015年も出演作の半分以上プレイできました。やったね。
▼ノミネート作品
『な妹き』『フェアリーテイル・レクイエム』『エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!』『ランス03』『通心ぼ』『つよきすFESTIVAL』

■H賞 - Best Performance:

カスタムメイド3D2

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KISS / 2015.7.24

 君はメイドに客を取らせてもいいし自分専用にしてもいい。非処女ビッチにガンガン稼いでもらって自分は嫁イドといちゃいちゃしたり、あるいはラブラブ恋人関係になった後でVIP客にご提供することも可能だ。
 何と言うか、使い勝手においては他の追随を許さないよね。おまけに積極的にVRに対応しているしUSB接続のオナホまである。そしてべらぼうに金がかかる。KISSさんは日本を代表する最先端企業です。
▼ノミネート作品
『炎の孕ませもっと!発育っ!身体測定2』『イブニクル』『アクよめ!』『カスタムメイド3D2』『僕と恋するポンコツアクマ』『通心ぼ』

■キャラクター賞 - My Waifu of The Year:

さくらにかげつ

ORANGE YELL「さくらにかげつ」

オレンジエール / 2015.7.24
原画:おきつぐ / シナリオ:遥音駆

 重度のぽんこつ少女4人に2015年最萌え賞を。お風呂で彼女たちのお股を洗ってあげるシーンが昨年度最優秀シチュエーションでもあります。#おふろにかげつ
 この作品はシナリオに力を入れておきながら肝心な所で大ざっぱというアレな部分もあるし、作品評価では他の傑作たちには一歩及ばないのだけれど、端々にセンスが感じられ、キャラクターにはとても愛着がわく。このヒロイン達との共同生活を延々と楽しみ続けたいと思わせる魅力に溢れているのです。ハコもなゆも詩舞も守里もサクラも皆とてもかわいい。さくらにかげつ、好き。

つよきすFESTIVAL』の勝気もかなり強力なヒロインでした。泣いちゃう女の子は卑怯!
▼ノミネート
『花の野に咲くうたかたの』『イブニクル』『さくらにかげつ』『フェアリーテイル・レクイエム』『通心ぼ』『ここから夏のイノセンス! 』『つよきすFESTIVAL』

■グラフィック賞 - Best Graphics and Design:

フェアリーテイル・レクイエム

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ライアーソフト / 2015.7.24
原画:大石竜子 / シナリオ:海原望 他

 アンケートで「好きな原画家は?」という項目があるといつも「大石竜子」と書き込んでいるゆず茶ですごきげんよう。見る者を一目で圧倒する超絶ビジュアルはご覧の通り。綺麗だとか芸術的だとかいうだけでなく、ヒロインはとてもかわいいし今回わりとエッチでもある。「おとぎ話」というテーマに合わせた雰囲気作りやUIデザインも完璧。このビジュアルだけで半ば満足できてしまう。
 ちなみに好きなキャラはアリスとイケノさんです!

 次点は『僕と恋するポンコツアクマ。』。基本ガッカリゲーなんだけどさより印のエロソースだけでぺろぺろできちゃうからずるい。
▼ノミネート作品
『シルヴァリオ ヴェンデッタ』『悪魔娘の看板料理』『中二病な彼女の恋愛方程式』『フェアリーテイル・レクイエム』『僕と恋するポンコツアクマ。』『通心ぼ』

■シナリオ賞 - Best Story:

フェアリーテイル・レクイエム

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ライアーソフト / 2015.7.24
原画:大石竜子 / シナリオ:海原望 他

 グラフィック賞に続いて『フェアリーテイル・レクイエム』が2冠を獲得。他ノミネート作とはかなりの僅差でしたが補完編の『フェアリーテイル・アンコール』の存在が大きい。2作セットで評価とかいう反則は気にしない。
 極彩色の奇妙な精神病棟で目覚め、奇天烈なヒロインとリアルの不気味さを体現する大人たちに翻弄される主人公。なんちゃって推理ドラマ風展開を経て、求め辿り着く先は。鎮魂歌なるタイトルの意味するものとは。
 ファンシーな可愛さ、グロテスクな凌辱、胸を打つ美しさ、それら全てが詰まっている、まさにおとぎ話のような作品。色々あっても根底に流れるものは純粋で綺麗であるので読後感は良好でした。特にアンコールは素晴らしかった。心揺さぶられるとはこういうことなのだ。

 ブログでレビュー書いてませんが、その理由は書ける気がしないからです。「凄かった」以外の言葉がなかなか出てこない。気になる人はとにかく体験版からプレイしてみよう。

僕はキミだけを見つめる』もスルーするには惜しい出来。あんなに読ませるエロゲはなかなかありませぬ。
▼ノミネート作品
『シルヴァリオ ヴェンデッタ』『僕はキミだけを見つめる』『フェアリーテイル・レクイエム』『つよきすFESTIVAL』

■ゲームシステム賞 - EroGAME of The Year:

イブニクル

Evenicle(イブニクル)

アリスソフト / 2015.4.24
原画:八重樫南、はぎやまさかげ、MIN-NARAKEN / シナリオ:よーいちろー、ヨイドレ・ドラゴン、イマーム

 ゲーム性のあるエロゲ限定部門。
 コマンドバトルRPG『イブニクル』はゲームバランスが非常に丁寧に調整されているのが最大の特徴。ここまでバランス良いRPGはコンシューマでも珍しいんじゃないかしら。極めて遊びやすく素直に面白いRPGでした。
 エロい少年がハーレムを目指すストーリーがまた良くて。アリスソフトらしいビターな凌辱も挟みつつ、世界中で嫁をゲットするついでに冒険と悪者退治。これぞ男の子の夢のゲームである。
 嫁がみんなかわいく、それにきちんとロリからBBAまでいるのが実に嬉しい。誰が嫁になるのか微妙に読めないのも面白かったです。嫁だけに。

Re;Lord 第二章』も『ランス03』も大変良い出来。ただ『神のラプソディ』だけは……本当に…ひどかった……。作品の出来はアリスが絶好調なのに対してエウが絶不調というのが対照的な年でしたね。
▼ノミネート作品
『イブニクル』『Re;Lord 第二章』『ランス03』『塔の下のエクセルキトゥス』
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では、最後に最優秀作品賞。2015年 エロゲ・オブ・ザ・イヤーは――


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■最優秀作品賞 - EROGE OF THE YEAR 2015:

通心ぼ ~ママにもナイショの時間割~

えみちゃんかわいいよえみちゃん

マーブルCandySoft / 2015.10.30
原画:santa / シナリオ:志方孝志、東人、porori

 はい。いやちょっと待って。話を聞いて。実は毎年やってるのは口リゲーアワードでしたとかそんなことないから。
 選考にとても悩みました。『シルヴァリオ ヴェンデッタ』は熱くて面白いけどヒロインより男の方が目立つ。『イブニクル』は一つだけゲームジャンルが違う。『フェアリーテイル・レクイエム』はアンコールとセットなら。『つよきすFESTIVAL』はFDじゃなければ。『さくらにかげつ』は大好きだけど最優秀と言うにはさすがに無理がある。
 ――するとどうでしょう。単体で素直に評価でき、なおかつ除外事由の無いものは『通心ぼ』しか無いのです! コンセプトを完璧に達成した、センス豊かな傑作。決してゆず茶はロリコンではないのだけれど、論理的に冷静に評価を下すと、2015年ベストエロゲは『通心ぼ』である、そう結論付けざるを得ないのです。

 本作の最大の長所はその表現力。少女は少女らしく。先生を先生らしく、いけないことをいけないことらしく描く。CG、テキスト、音声、演出、それら全てを駆使して作り上げたあどけないヒロインたちとの逢瀬、そのプレイ体験から得られる感銘の大きさたるや。さらにはストーリーにも謎の読み応えと感慨深さ、情緒がある。通常は軽視されがちな、ほどよい攻略難易度、きちんとしたハーレムルートといった楽しみもある。雰囲気作りのため工夫を凝らしたパッケージや公式サイトも、減り続ける日本人の可処分所得に応じたコストパフォーマンスの良さも気が利いている。
 『通心ぼ』は、単に紳士向けのアイテムに留まらず、エロゲとして、恋愛ゲームとして、年間最優秀賞を贈るに相応しい良質なエンターテインメントでした。

 2016年も、本作を模範とした優秀なエロゲの登場と、マーブルCandySoftのさらなる活躍に期待したいと思います。

▼ノミネート作品(ベスト5)
1. 『通心ぼ ~ママにもナイショの時間割~』
2. 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』
3. 『つよきすFESTIVAL』
4. 『イブニクル』
5. 『フェアリーテイル・レクイエム』
総評

超悩みました。5位まで挙げたの全部五つ星・90点オーバー、どれがベストエロゲでも全然構わない傑作だらけなのです。点数だけならつよきすFESだし、一番好きなのはさくらにかげつ。他のも何度か脳内で1位になったりしたし、去年一昨年とアレだったので今年は変えたいとも思った。けれど。

最終的に制したのは通心ぼ。FDや続編がベストってのも微妙だしオッサンよりは女の子を選びたいしということで。えみちゃんがかわいいですし。3年連続口リゲーがトップなのはあくまで偶然だよ。

ともあれ、去年は大変な豊作、当たり年で満足です。ちなみに一般ゲームの方も同様。2015年はゲーム好きにとってとても良い年でした。

去年の変ゲー枠は『さくらにかげつ』。これくらいしかダークホース的な意欲作に出会えなかったのが心残りではある。今年はもっと、おかしくて楽しくて誠実な良き変ゲーに巡り会えますように。

これから発売予定の期待作は『間宮くんちの五つ子事情』(パジャマハーレム期待)、『まいてつ』(Loseさん好き)、『あけいろ怪奇譚』(かずきふみ×すめ様期待)辺り。それともし出るなら『ランス10』。
今年も、よいエロゲを気持ちよく楽しんでいきたいものです。


■関連リンク
→「2015年の購入エロゲまとめ
→「2014年ベストエロゲ
→「レビュー一覧


22:45  エロゲ | Comments(0)
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