2016/10/14
PS VR ファーストインプレッション
Playstation VRが全世界で一斉に発売されました。
初回の予約合戦でヨドバシの戦いに勝利した戦利品が我が家にも到着。というわけで先日予約しといた『サマーレッスン』と、他いくつかのタイトルを早速遊んでみましたよ。
以下感想文。
説明書のイラスト通りにケーブルを数本つないで、電源入れて、ちょちょいと画面の指示通りにアップデートしてカメラ位置調整するだけで完了。実に容易で、なおかつPCと違い本体がPS4で固定なので初期不良以外のトラブルの心配が無い、これは非常に大きい。特にViveで死ぬほど苦労した身としては感動ものである。
サマーレッスン一つとってみてもさすがの大手レベル。無反応がデフォのカスメの嫁イドとは比べ物にならない、この「生きてる」感! 女子高生が本当にそこにいる錯覚。しかもやたら距離が近くて気おくれしますわ。ゲームの女の子に気おくれですわ。モーション、視線誘導、その他諸々が驚くほど練られている。ただし画質はぼっけぼけだがな!
他のもいくつか体験版を遊んでみたところ……『RIGS』はグラは良いのに移動がキツいぞ。スーパー酔うぞ。『Rez』は高評価なのに自分には面白さがわからなくてしょんぼりしたぞ。『VR WORLDS』のTOP画面のボールをつついて遊んでるのが一番楽しかったような気がするぞ。
とりあえずペルソナ終わらせてから本格的に物色を始める。
ところで、酔いへの対策が、「ソフト起動するごとに『たまに休憩をはさみましょう』の告知文を毎回最初に表示する」という最低の代物なのはどうなのかソニーよ。
思わぬ落とし穴。自分の部屋の椅子では、HMDを被って座った時、固定バンドの後ろの分厚い部分と椅子のヘッドレストがぶつかる。そのため頭を預けることができず背もたれも使用困難。座位推奨にも関わらず、背もたれの高い椅子が想定されていない。これは痛い。非常に痛い。(涙目)
購入を検討していてヘッドレスト付きのリクライニングチェアでプレイしようとしている人は要注意。ソファとかのやわらか素材なら問題無いかも。

ついでに同じ理由で寝ながらプレイすることも厳しい。寝転ぶとカメラのトラッキング範囲から外れるという別の理由もあるけれど。
正直なところ、VR体験の質はViveの方がずいぶん上だと感じた。そりゃ値段が違うんだから当たり前の話でございますが。
大きな理由はルームスケールとハンドデバイス(Viveコントローラ)。
座位が基本のPS VRでは「見る」の延長であり、「仮想世界に入り込む」感覚がViveに比べて乏しい。ルームスケールは同じVRでも一つ次元が違う代物なのだと思い知った。
さらに一人称のタイトルをプレイしているとどうしても「手」が欲しくなり、パッドが前提のPS VRではもどかしさを覚えることが多い。トラッキング精度も0.1mm単位で正確に認識するViveには遠く及ばず、画面揺れたりトラッキング切れたりしやすい残念なもの。価格差が最も如実に表れている部分。
おそらくPS VRは三人称視点のゲームが今後増えるだろうと思う。
画質は十分本格的なものが楽しめる。解像度や視野でViveよりも劣る一方、網目感が少ない点などは上回ってもいる。それらの差はどれもさほど大きくなく、価格差を考えると驚異的。
基本的な装着感も良い。上記の後ろの部分が分厚いことによる弊害を除けば。
眼鏡着用時は装着の仕方によっては眼鏡がレンズにぶつかる恐れがあって、それを避けようとレンズとの距離を放すと視野がさらに狭まったり、外部の光が入り込みやすくなるため、PS VRは裸眼・コンタクトに比べて眼鏡着用時の体験の差が明確に出やすい。快適さは全く問題無し。
もちろんPS VRでエロゲはできない。正確にはVRエロゲはできない。
※一部でPCの画面を表示できたと話題だが、シアターモードという機能で、あくまで2Dディスプレイとして疑似的な大画面で表示できるというもの。解像度等の関係で通常のディスプレイより画質が劣ることと、寝そべって使おうにも後頭部のアレもあり、どうしても大画面でという場合以外はわざわざHMDを被らずとも普通のディスプレイでいい。当然、VR専用のPCゲームをプレイできるわけでもない
現時点では、イメージ悪化を恐れたのか、普通のゲームよりもパンツガードが堅い。黒塗りだったり存在しなかったり画面が暗転したりともう必死である。『DOAX3』のVR対応予定日が未定になった以上、当分の間はPS VRは極めて健全である。エロいのがやりたければPC一択。
参考 → カスタムメイド3D2 VR スタートガイド
→ VR対応のエロゲとギャルゲ 2016年夏版
そういえばPS VR発売日に『VRカノジョ』なる18禁版サマーレッスン(断言)を発表した企業があるそうな……。
手軽に入手・プレイできるハイエンドVRとして魅力的な選択肢。
もっと良いVRが欲しければPCのがあるし、もっと手軽なのが良ければスマホVRもある。その中でPS VRを選ぶべき理由は、コストパフォーマンス、対応ソフトの質への期待、トラブルの心配の要らない簡易さ、といったところか。
「買い」かどうかで言えば、「VRに興味あるなら買い」。
ただし、「今」買うべきかというと、そうでもない。タイトルラインナップの貧弱さはもちろんのこと、今買う気満々だとしてもPS4本体を持っていないなら来月のPS4 Proを待つべき。特にサマーレッスンなど、PS4の性能では画質がやはり厳しい。私はProは完全にスルー予定だったが、VRを体験して買い替えを考え出した。Proでどれだけ向上するか評価を確認してからでも遅くはないはず。そうこうしてる内に品薄も落ち着くんじゃないかな。たぶん。
あと繰り返すけどエロ目的ならやめとけ。PCで使えるかも? なんて夢は見ず、大人しくお金貯めてViveかOculusいくべき。
初回の予約合戦でヨドバシの戦いに勝利した戦利品が我が家にも到着。というわけで先日予約しといた『サマーレッスン』と、他いくつかのタイトルを早速遊んでみましたよ。
以下感想文。
セットアップが簡単
説明書のイラスト通りにケーブルを数本つないで、電源入れて、ちょちょいと画面の指示通りにアップデートしてカメラ位置調整するだけで完了。実に容易で、なおかつPCと違い本体がPS4で固定なので初期不良以外のトラブルの心配が無い、これは非常に大きい。特にViveで死ぬほど苦労した身としては感動ものである。
対応ソフト
サマーレッスン一つとってみてもさすがの大手レベル。無反応がデフォのカスメの嫁イドとは比べ物にならない、この「生きてる」感! 女子高生が本当にそこにいる錯覚。しかもやたら距離が近くて気おくれしますわ。ゲームの女の子に気おくれですわ。モーション、視線誘導、その他諸々が驚くほど練られている。ただし画質はぼっけぼけだがな!
他のもいくつか体験版を遊んでみたところ……『RIGS』はグラは良いのに移動がキツいぞ。スーパー酔うぞ。『Rez』は高評価なのに自分には面白さがわからなくてしょんぼりしたぞ。『VR WORLDS』のTOP画面のボールをつついて遊んでるのが一番楽しかったような気がするぞ。
とりあえずペルソナ終わらせてから本格的に物色を始める。
ところで、酔いへの対策が、「ソフト起動するごとに『たまに休憩をはさみましょう』の告知文を毎回最初に表示する」という最低の代物なのはどうなのかソニーよ。
分厚い後頭部が邪魔
思わぬ落とし穴。自分の部屋の椅子では、HMDを被って座った時、固定バンドの後ろの分厚い部分と椅子のヘッドレストがぶつかる。そのため頭を預けることができず背もたれも使用困難。座位推奨にも関わらず、背もたれの高い椅子が想定されていない。これは痛い。非常に痛い。(涙目)
購入を検討していてヘッドレスト付きのリクライニングチェアでプレイしようとしている人は要注意。ソファとかのやわらか素材なら問題無いかも。


ついでに同じ理由で寝ながらプレイすることも厳しい。寝転ぶとカメラのトラッキング範囲から外れるという別の理由もあるけれど。
性能
正直なところ、VR体験の質はViveの方がずいぶん上だと感じた。そりゃ値段が違うんだから当たり前の話でございますが。
大きな理由はルームスケールとハンドデバイス(Viveコントローラ)。
座位が基本のPS VRでは「見る」の延長であり、「仮想世界に入り込む」感覚がViveに比べて乏しい。ルームスケールは同じVRでも一つ次元が違う代物なのだと思い知った。
さらに一人称のタイトルをプレイしているとどうしても「手」が欲しくなり、パッドが前提のPS VRではもどかしさを覚えることが多い。トラッキング精度も0.1mm単位で正確に認識するViveには遠く及ばず、画面揺れたりトラッキング切れたりしやすい残念なもの。価格差が最も如実に表れている部分。
おそらくPS VRは三人称視点のゲームが今後増えるだろうと思う。
画質は十分本格的なものが楽しめる。解像度や視野でViveよりも劣る一方、網目感が少ない点などは上回ってもいる。それらの差はどれもさほど大きくなく、価格差を考えると驚異的。
基本的な装着感も良い。上記の後ろの部分が分厚いことによる弊害を除けば。
眼鏡着用時は装着の仕方によっては眼鏡がレンズにぶつかる恐れがあって、それを避けようとレンズとの距離を放すと視野がさらに狭まったり、外部の光が入り込みやすくなるため、PS VRは裸眼・コンタクトに比べて眼鏡着用時の体験の差が明確に出やすい。快適さは全く問題無し。
R18
もちろんPS VRでエロゲはできない。正確にはVRエロゲはできない。
※一部でPCの画面を表示できたと話題だが、シアターモードという機能で、あくまで2Dディスプレイとして疑似的な大画面で表示できるというもの。解像度等の関係で通常のディスプレイより画質が劣ることと、寝そべって使おうにも後頭部のアレもあり、どうしても大画面でという場合以外はわざわざHMDを被らずとも普通のディスプレイでいい。当然、VR専用のPCゲームをプレイできるわけでもない
現時点では、イメージ悪化を恐れたのか、普通のゲームよりもパンツガードが堅い。黒塗りだったり存在しなかったり画面が暗転したりともう必死である。『DOAX3』のVR対応予定日が未定になった以上、当分の間はPS VRは極めて健全である。エロいのがやりたければPC一択。
参考 → カスタムメイド3D2 VR スタートガイド
→ VR対応のエロゲとギャルゲ 2016年夏版
そういえばPS VR発売日に『VRカノジョ』なる18禁版サマーレッスン(断言)を発表した企業があるそうな……。
まとめ
手軽に入手・プレイできるハイエンドVRとして魅力的な選択肢。
もっと良いVRが欲しければPCのがあるし、もっと手軽なのが良ければスマホVRもある。その中でPS VRを選ぶべき理由は、コストパフォーマンス、対応ソフトの質への期待、トラブルの心配の要らない簡易さ、といったところか。
「買い」かどうかで言えば、「VRに興味あるなら買い」。
ただし、「今」買うべきかというと、そうでもない。タイトルラインナップの貧弱さはもちろんのこと、今買う気満々だとしてもPS4本体を持っていないなら来月のPS4 Proを待つべき。特にサマーレッスンなど、PS4の性能では画質がやはり厳しい。私はProは完全にスルー予定だったが、VRを体験して買い替えを考え出した。Proでどれだけ向上するか評価を確認してからでも遅くはないはず。そうこうしてる内に品薄も落ち着くんじゃないかな。たぶん。
あと繰り返すけどエロ目的ならやめとけ。PCで使えるかも? なんて夢は見ず、大人しくお金貯めてViveかOculusいくべき。
22:23
ゲーム
| Comments(6)
鳴り物入りのPSVRでもやっぱりまだ発展途上って感じでしょうか。
PCと比べてお手軽だからこれである程度普及が進んで、ソフトメーカーもVRに力入れて、ノウハウ熟成って流れに期待したいですねぇ。
自分はPSVRについては、
たぶん作られるであろう閃乱カグラVRの発表まで待機(・ω・)
検討中のPCVRを無事導乳できたら、ゆず茶さんのカスメ記事とか参考にさせて頂きますw
> 鳴り物入りのPSVRでもやっぱりまだ発展途上って感じでしょうか。
今は第一世代ですからね。採算度外視で作ったとしてもやっぱり不満は出てくると思います。むしろ、PC VRに比べて半額で、しかも3年前のゲーム機なのに、同等に近い体験を実現してるなんて凄すぎるくらいw
PCの方はどうしてもニッチなのでPS VRでVRの普及が進むことを願います( ´ω`)
> 自分はPSVRについては、
> たぶん作られるであろう閃乱カグラVRの発表まで待機(・ω・)
昨日こんなものを見つけてしまいました……
http://senrankagura.marv.jp/series/kaguraPBS/system/
Oh、さすが爆乳プロデューサー、対応が早いw
ViveでVRの素晴らしさは十分すぎるほど実感しましたし、これは近々PSVR環境も整えなければならないようですね。
あぁ、お金が溶けてゆく……
PS4proも予約しているので多少の変化はあるかもしれませんがね・・・
>
> あぁ、お金が溶けてゆく……
PCに来ない(であろう)タイトルがPS VRには多いから困りますな。カグラがもう来るとは……!
お金は、うん、クレカの明細を見てはいけない。(戒め)
画質は確かに。Viveでも初めて被った時は少し残念感あったので、視野角も含めて画質面は第一世代のVRの課題ですね。
PS4 Pro、私も予約してしまいました……w てっきり予約終わってると思ったらジョーシンで復活してるもんだから!
対応しているタイトルはProの時はPS4よりもクッキリするはずです。サマレも対応することを祈るのみ( ´ω`)