2017/03/26

セルフレ -セルフフレンド- 感想

セルフレ

『セルフレ -セルフフレンド-』

HexenHaus

★★★★


セルフレ セルフフレンド
amazon

HexenHausの第4作目セルフレコンプリートしました。

総評

短い何よりもまずこの一言に尽きる。
プレイ時間は10時間いってないかも。このボリュームでフルプライスというのは、特に大手メーカー作品と比べた時、かなり割高に感じる欠点。

また、短い中にエロを詰め込んでいるため、乱暴に言えば「個別に入ったらHして終わった」というアレ。思ったよりもずっとヌキゲーに近いプレイ感。

それでは単なる短いエロだけゲーなのかというと、決してそうではなく。
ヒロインはみんな魅力的だし、「セフレ」なヒロインと主人公の青春がなかなかに興味深く楽しめました。HexenHausらしく確かな個性を感じる作品なので、もしコンセプトやヒロインに興味がわいたならば、プレイする価値はあります。

特定のヒロインをじっくり楽しもうとすると、話の短さにがっかりする確率500%(100%×5人分 の意)であることには注意。『セルフレ』は全てプレイして1つの作品というか、「セフレ」がテーマの物語プラス登場人物の掘り下げで出来ていますみたいな。

ボリュームに加えテキストのテンポも非常に良く、その中できちんとヒロインの魅力は立っているため、さくさくっとHシーンを楽しみたい向きにはありがたい。波長が合えば、使いやすくシコスパの高いエロゲと言えるでしょう。


――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く。

シナリオ

自分の写真ブログにちょっとエッチな自撮り画像をUPしてきた女の子がクラス一の美少女で、話をしてみたら何故かセフレの関係になったでござる。
というお話。

このタイトル最大の欠点は、短いことではなく、セフレになる最初のHシーンが省略されていること。
亜衣の個別ルートに入れば回想があるのだろうと思ってたら無かったよ。えっ要らないの? 要るよね? 二人とも初体験だったはずだし、全ての始まりなのだから、描写してしかるべきだと思うのだけれど……あって当たり前と思われたものが無い。これもまたHexenhausの特徴でありオリジナリティだ!(´・ω・`)


それはともかく、「セフレ」がテーマのストーリーは良かったです。
亜衣と、もう一人序盤でセフレになるヒロインがいて、その2人のシナリオは見事。同じセフレでもそれに対する意識や考えの違いとか、いわゆる「オトナの関係」に学生の身で挑んだ末の考えと結論とか。これらのおかげで紛れもなく個性的な作品に仕上がっています。

反面、そうして見ると残り3人は脇役でしかない。個別ルートではきちんとそのヒロインの話に集中しているものの、尺の短さは如何ともし難く、また「セフレ」とはほぼ関係無い展開になってしまう。
セフレ以外のヒロインは「せっかくだから攻略できるようにしました」的ボリューム増量要員といったアレで、個別ルートが、メインストーリーに登場する人物の掘り下げという役割になっている印象を受けました。


ハーレムエンドはありません


つまり、ヒロイン候補を一人選ぶ恋愛ゲームという観点から見ると弱い。3人はおまけ、というほど酷い扱いではないにしろ、主役と脇役くらいの存在感の違いがあり、どちらかというと1ヒロインものに近い。


キャラクター

亜衣>伊緒>おるは>絵莉=羽美

であれば、亜衣だよ。セルフレは亜衣なのだよ。
自撮りが趣味、つまり自分が可愛いと思っていて、実際可愛くて、自分が大好き。エロゲでは珍しい女の子ですがとても良いと思います。変に遠慮しない分、清々しい気持ちの良さすら感じるよ。

また、面白いのは、主人公の亜衣に対する感情表現。最初はモデルとして絶賛し、水に濡れながら戯れる様を見て「女神だ」とか呟いちゃうくらいベタ惚れ。(かわいい) でもあくまでモデルだから、どこか冷めた目で見てるし踏み込まない、それでも明らかに他の女子と扱いが違う。結局そこに恋愛感情はあるのか無いのか……他のルートではありませんでしたと結論付けるのだけれど、本人ルートでは当然恋愛に発展するわけで。それまでの展開が(短いだけあって)ほとんど一緒なのに、だからこそ、その結論の違いが趣き深い。

それに大きく関わってくるのが伊緒ルート。伊緒のおかげで「セフレ」に大きく深みが出ました。このエロゲを平凡なヌキゲーとは一線を画す存在たらしめた功労者。
伊緒というキャラも、これが実にかわいい。最初はウザい子だったのに! 泣いてる女の子ってかわいいよねー。 「彼女になれるの?」って台詞もまた最高だ。シナリオとキャラクターの出来の良さにびっくりした!

おるはさんルートは明るく楽しいラブコメルート。
その場の勢いに流される初Hシーンと、終わった後後悔するおるはさんに笑ったw おるはさんはちょろかわいいなあ。実用度も高し。


絵莉ちゃんと羽美部長は体験版時点ではツートップだったんだけどねー……個別ルートがイマイチでした。
特に絵莉ルートは正直ひどい。とんでもない展開で恋人になるなオイと思ったら怒涛のセックスで終わったでござる。いくらなんでも短すぎで無理ありすぎでございますよ。絵莉ちゃんかわいいのにもったいない。
羽美ルートは大井先輩なる脇役男の株を上げるというどうでもいい役割を果たしたくらいで、あとは特にどうということはなかったかな。


テンポ良くストレスフリーで楽しめたのには主人公の存在も大きい。
いわゆる残念イケメン。残念といってもイラッとくるタイプではなく、我が道を行くマイペース系。メンタルめちゃ強くて、大人っぽいというか精神年齢が30代男性みたいな部分もw 亜衣ルートではきちんと青春しててほっこりするけどね。
カメラでも女の子でも、「好き」が強く伝わってきてブレないところが気持ち良かったです。


CG

イケメンなので主人公がちょくちょくHCGで顔見せします。すげー真面目な表情しながらw 普段からそういう顔してるんだねーと思える、キャラに合ったやつだし、自分は嫌いじゃないぜ。

原画はむちゃさん。むちロリ系の絵柄で意外と等身低め。ふさっとした髪がかわいくてお気に入り。
基本的にエロかわいくて素晴らしいんだけど、イベントCGはちょっと横長画面が窮屈そうなものが散見されました。



塗りは少し不安定で統一感無い感じ。乳首周りにこだわりを感じるものとそうでないものに分かれているのだけれど、それくらいは統一した方がよかったんじゃないかしら。


パジャマ

ヒロイン全員パジャマ完備! やったね!
合宿でお披露目というシチュも最高だ。声に出して言おう、ありがとうございました!(ふかぶか)

ただ、テキストでパジャマについての言及が特に無かったのはマイナス。要るよね?
絵莉ちゃんにだけパジャマHが有って、他のヒロインに無かったのも残念。要るよ?



まとめ

めっちゃ短い。という点以外にはほぼ不満無しのよいエロゲです。
その短さも、話はまとまってるし、だからこそのという部分もあって、絶対にダメとは言い切れないのだけれど。あ、Hシーンの長さは全く問題無かったので、そちらの尺が気になる人はご安心を。

これはと思わせる光る部分もあり、見た目も単純にエロかわいい。「気になったら買い」なのは確かですよ。物足りないはずなのに不思議と満足度の高い、小粒ながらピリッと存在感のあるエロゲでした。

ハーレムルート追加したセルフレ2マダー?(・∀・)

『セルフレ』応援バナー【島村亜衣】


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