フルスクリーンで画像がぼやける問題を回避する方法

2018.06.05 21:48 *Tue
Category:エロゲ

ディスプレイの高解像度化が進み、スマホですらフルHDが当たり前、テレビや液晶モニターは4Kも徐々に普及してきた今日この頃。しかしPC用ビジュアルノベル――要するにエロゲは、最新作であっても未だ1280×720のHD以下の画面サイズのものが大半です。

そこで、フルスクリーン派・画面を拡大してプレイしたい派にとって大変便利な素晴らしいソフトを見つけたのでご紹介を。


RectZoom
――デスクトップの任意の場所を指定して拡大表示する拡大鏡ソフト。シェアウェア。


エロゲって、拡大すると基本的にボケるんです。画面がぼやけるんですよ。拡大する時に低負荷なスムージング方法「だけ」を利用しているゲームが圧倒的主流で、より高画質・高負荷な拡大処理ができないんですよ。(アリスソフト作品など一部のタイトル・エンジンは例外)

しかし、この『RectZoom』を使うことで、どんなゲームも高画質な拡大ができるようになります。


こんな感じ。(C)みるくふぁくとりー

このソフトを見つけて「今までの苦労は一体何だったのだ」と感動したので、同じような不満を抱いている人の参考になればと思い、『RectZoom』の使い方を以下解説してみます。今まで誰も教えてくれなかったですし!ヽ(`Д´)ノ!


<目次>
 用意するもの
 RectZoomをためしてみよう
 本格的に使おう
 さらに便利に使う
 画質比較
 まとめ

用意するもの

・『RectZoom』のソフト
公式サイトVectorなどでダウンロードしてきましょう。
・お金
→ シェアウェア=有料ソフトです。950円必要です。ちょっと高いなって思うかもしれないけれど、機能無制限で一起動につき20分間(何度でも)試用可能なので、ひとまず体験してみましょう。ちなみにWebMoneyは今はクレカからチャージできなくなったから注意。


RectZoomをためしてみよう

Zipをダウンロードしたら解凍します。インストール不要でちょっぴりうれしい。
"RectZoom.exe"もしくは"RectZoom_x64.exe"を起動します。OSが64bitなら後者かな、でもどっちでもよさそうです。

次に、別の適当なソフトを起動します。

指定した長方形の領域を拡大することもできるけれど、RectZoomはわざわざ自分で範囲指定しなくてもゲームの画面を直接指定できます。これ、他の拡大鏡ソフトと比べてめっちゃくちゃ便利な点その1。
というわけで、"DragThis"って書いてあるボタンをゲーム画面にドラッグします。

かわいい。
じゃなくて、ドラッグするとボタンとゲームの画面が赤くなります。

マウスのボタンを離すと、赤くなった領域の拡大ウィンドウが立ち上がります。そのウィンドウにマウスカーソルを合わせて、マウスホイールか、PageUp/Downキーで拡大・縮小できます。

右クリックでメニューを開いて、

フルスクリーンで遊ぶなら①の"表示"→"フルスクリーンモード"を選択orダブルクリック。ウィンドウモードでプレイするなら飛ばします。
このままでは単なる拡大鏡だけれど、②の"拡大画面内をマウス操作"をチェックすることで、元のウィンドウではなくて拡大ウィンドウで直接操作できるようになります。これ、めっちゃくちゃ便利な点その2。
フルスクリーンだと②をしないと操作不能です。言い換えると、こうすれば正常にゲームができます。

拡大してゲームができることを確認したら、ESCキーで戻ります。そして拡大ウィンドウを閉じて、最初のちっちゃいボタン画面=メインメニューに戻しておきます。


本格的に使おう

デフォルト設定のままだと、「面倒くさい」「カクつく」「言うほど画質良くない」という微妙な状態だと思います。だから使いやすいように設定するのです。

設定ボタンをクリック。全般タグはスルーして隣から。

【拡大表示】

① [FPS] :デフォルトの30だとカクついて見えると思うので増やします。通常は"60"、モニタが対応しているならお好みでそれ以上に。ただし、数値を上げるとおそらく負荷が上がります
② [マウスカーソルを表示する] :フルスクリーンでゲームをするならチェックを入れた方が無難
③ [フルスクリーン化した時、自動でこのモードに移行する] :フルスクリーン用。いちいち右クリックして操作可能にするのは面倒なのでチェック
④ [注意メッセージの表示秒数] :左上に出る緑色の文字。デフォルトの20秒は少々長い。お好みで"5"秒程度に
⑤ [開いた時、自動で「フルスクリーンモード」にする] :フルスクリーン用。いちいち右クリックするのが面倒なのでチェック

【DirectX】

① [BiCubic(高画質)、Lanczos-3(最高画質、高負荷)] :このソフトを使う目的。どちらを選んでも体感だとほとんど画質は変わらないけれど、せっかくだから最高画質を選択。なお大半のエロゲはBiLinearを元々使用しているので、下の2つ以外を選択する理由はあまりありません

設定をいじるのはとりあえずこれだけでOK。以上で、
ゲームを起動する→RectZoomを起動する→ドラッグ
の動作をすると、快適な拡大表示でのプレイができるようになります。おつかれさま!


さらに便利に使う

「いちいちドラッグするのが面倒くさい」という人のために、さらなる自動化が可能です。
設定を開いて、

【全般】

① [起動時にオートキャプチャ] :チェックしておく

【オートキャプチャ】

これはちょっと難しいですよ。
オートキャプチャを設定すると、現在起動している登録済みのゲームを自動的に検出して拡大表示してくれます。問題はその検出方法です。

[UPDATE 6/13 仕様を勘違いしていたので以下内容修正しました]
検出時に参照する設定は、ひとつの設定番号のみです。ゲームごとに設定番号をいくつか作っておいてその中から当てはまるものを検索、みたいなことはしてくれません。そのため、エロゲ用途の場合、1つの設定番号でできるだけ多くのゲームが当てはまる条件を設定するべきです。

使用するのは3番、「クライアントサイズで検出する」。これは単純に、指定した画面サイズのソフトウェアを全部拾うようにするもの。
RectZoomを使いたい対象は1280×720の場合が多いので、上の画像のように設定して「設定保存」しておきます。他の画面サイズのゲームは残念ながらドラッグしてやるか、800×600、1024×768、1920×1080(モニタのサイズがフルHDより大きい場合)あたりを別の設定番号にそれぞれ保存してその都度設定画面で切り替えることになります。(全自動化は無理)

これで、現在オートキャプチャで設定している画面サイズのゲームを遊ぶ時は
ゲームを起動→RectZoomを起動
とワンクッションを挟むだけで快適にプレイできるようになりました。おつかれさま!
他にもスクリーンショット撮影とかショートカットキーとか細々とした設定項目とかがたくさん。やる気があればさらなるカスタマイズを。


画質比較

冒頭の画像は誇張表現が入っていたので、正確なやつを以下に。サムネをクリックして大きな画像でご確認くださいませ。
※NormalはRectZoomを使わず、ゲームの機能のみで拡大した状態です

『真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王』より (C)BaseSon

めっちゃ拡大してみた。Normalの方が全体的にぼんやり、ギザギザしています。また、テキストの影エフェクトのエッジが目につきます。色味も少しだけ違いますね。

『まいてつ』より (C)Lose

1280×720を2560×1440に拡大。やはりNormalの方はぼんやりしていて、帽子のエンブレムが潰れてしまっています。

『もっと 姉、ちゃんとしようよっ!』より (C)CandySoft

800×600の画面を2560×1440に拡大。Noramlはこのエンジンがより低負荷な処理をしているのか、上二つとは傾向が違います。ドット感が好きなら案外アリ。
クリックしたくない人用イメージ↓



まとめ

というわけで、「初めてシェアウェア買うほど感激した思いを垂れ流そう」のコーナーでした。

比較画像を見るとあんま変わらないじゃんって思うかもしれない。でも実際にプレイすると違うんですよ! テキスト読みにくいんすよ! ぼっけぼけは嫌なんすよ!(じたばたしながら)

所詮拡大鏡なので、どうしても使いにくさとか面倒くささとかアレなところはあります。でも、RectZoomくらい行き届いてれば常用できそう。海外製のソフトも探したけど、ここまで高機能でエロゲのために作られたような拡大鏡は見つかりませんでした。良さそうなのあっても4万円とかね。びっくりするよね。

全てのエロゲが4Kになったりせめてバイキュービック実装したりすればこんな苦労もしなくて済むのだけれど。そこまで進歩するまで生きてられるかどうかって感じの業界なのでまあ高望みでございますね。
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