2009/09/25

きっと、澄みわたる朝色よりも、感想


きっと、澄みわたる朝色よりも、 豪華初回限定版
Amazon.jp

『きっと、澄みわたる朝色よりも、』


propeller
発売日:2009/07/24


☆☆☆☆--


きっと、澄みわたる朝色よりも、コンプしたので即座にレビュー。
製作者はひよゲーという。
ところがどっこい、同時に実は優秀なキャラゲー。
それだけに惜しい。とても。




この作品、好きか嫌いかと問われたならば、自分は好きだと断言できます。
しっかり作りこまれた世界とキャラとストーリー。
伝奇のような世界観の中で、絆を信じる主人公とその仲間。
時には傷つけ合いながらも優しく真っ直ぐな人達。
グラフィックや音楽、演出はかなりの完成度で、時には笑わせるテキストもさくさくストレス無く読める。
一つの作品として見れば良作、佳作と言っていい出来ではなかろうか。
「面白かった」と、素直にそう言えるのは確かで。心震えたのも確かなのです。

しかしながら巷では賛否両論。
それもよくわかります。うん。
アララギが攻略できないなんておかしいよね。(゚Д゚)。
若が攻略できないなんておかしいよね。(゚Д゚)。
青姉が(ry
春告が(ry

絵柄や雰囲気からしてフツーのエロゲ、つまりヒロインが複数いて、各ルートに分かれていて、それぞれ攻略できるのだろうと。アララギや春告、あわよくば若や青姉にもHシーンの1回や2回はあるのだろうと。

俺、まずはアララギルートから攻略するんだ…!
ある…あるはず…!あって当然…!だってエロゲなんだからっ…!

が…駄目っ…!
そんな夢見るエロゲマを待ち受ける現実。
ライターの朱門氏は発売前から言っていました。ひよゲーだと。既存のよくあるエロゲーの形式ではないと。挑戦しましたと。

ひよルート一本道。

夢見た者達は。嘆き。悲しみ。
――そして。
(´・ω・`)。

そんなピュアなみるくちーフリーク共が涙の海に溺れるほど、キャラの出来が良い。
若かわいいよ若。
中二病患者や、確信犯な悪人がいたり、なかなか新鮮なところも。
よくできてるんです。


シナリオもやっぱり結構出来がいいんです。
コメディ部分は面白いし感動させるところは素直に感動させられて。
「挑戦した」というネタバレ的構成部分も、使い古されてる手段とはいえるものの、初見ではなるほどなぁと感心させられたし、終わってみれば全て納得。

とはいえ言いたい事はある。
主人公の鈍感さは臨界点を突破しているw 後半、成長するから若干マシではあるけれども。
回収されない謎がちょっとだけあったり。大した謎ではないけれども。
それと、アララギルーt(ry

上手く言えないのだけれど、ライターの朱門さんは、物語を形作るのがすごく上手いなーとも思った。
優しさとは何か。絆、仲間。そこに成長と恋が絡んで、なんか伝奇まで混ざったよ。というか実は伝奇がベースだった。(゚Д゚)。
話を紡ぐ要素の絡み合い方が変わってて、新鮮で、そこが面白いなと。個人的には。
「芸術家のための学院」という設定も上手く生かされてて、「部活モノなのに部活全然関係なかった」みたいなことは起こっていない点も評価できます。


CG、音楽は共にとても良い。
お話を非常に綺麗に装飾しております。というかどちらもかなり高レベル。
Tynwald musicのBGMは鉄板。


声優さんの演技も基本的に素晴らしい。
若のせいで、実は最近ちょっとウンザリしていた風音さんの声が好きになってしまった。
ゆかり教育にも良いです。特にひよ幼少時。ロ、ロリコンじゃないんだからね!
ただ主人公が喋るのはいいけど、Hシーンでは黙るという空気を読む主人公であってほしかった。
あのハゲ鈍感王には無理な相談だったか…。
その点、同メーカーのあやかしびとやBullet Butlersの双七君やリックの方が、ハゲ笹丸よりもよく出来た主人公です。


エロスは少ない。
回想は鬼の3シーン。(゚Д゚)。
絵柄や雰囲気から、少ないだろうとは思ってたけどここまでとは。
でもひよのフェラシーンは妙にエロかった。なんだろうアレは。グっときたよ。春告の実況中継がまた良い味出しててw


総評

ルートが一本道だったりエロスが少ないのは、ライアーソフトのインガノックシャルノスも同じです。
メインヒロインにそういうシーンが全く無いあれらなんかとは違って、こっちはまだマシな方な気もするよ!
なのでこれらの点は個人的にはほとんど問題にならないはずなのだけれど。
どこか、何か足りない気がしてしまう。
学園モノだから?アララギがロリ巨乳だったから?若のデレが可愛すぎたから?青姉が正統派萌えすぎて逆に新鮮だったから?
自分でもよくわかりません。
きっとプラスアルファを望むほどに、魅力的で。それで足りないんだと思うことに。

他人に薦めるには、「エロ少ない」「ひよゲー」「無駄に可愛い」「鈍感主人公に対する忍耐力が必要」「青妹ムカつく」「みるくちーは宇宙」などといった但し書きが多くなるけれど。
それでも一つの作品としてよく出来てます。
ゆず茶はなんだかんだで楽しめました。
色んな意味で、プレイヤーに求めるものが多い作品だと思います。

ちなみに。
初回特典CDはみるくちーフリークにとっては必需品。(`・ω・´)。
おまけシナリオとカラオケに癒されます。
あとシステムボイスがエロすぎてフイタw それ、「印刷終了」とかじゃなくてもう完全にあえぎ声そのものですよね!?みたいな。

ファンディスクマダー?(・∀・)

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