2010/01/05

Dies irae ~acta est fabula~ 感想


Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版
Amazon.jp

『Dies irae ~Acta est Fabula~』


light
発売日:2009/12/25


☆☆☆☆-

Dies irae ~Acta est Fabula~コンプ。
伝説の怒りの日を経て出されたDies irae完全版。2007年版購入者としてのレビューです。




結論から先に言うと…十分な出来ですよ。
これを当時出されてたら、少なくとも買って損したとは思えず、満足して良作認定してたはず。
まぁそれは「2007年版がActa est Fabulaだったら」という仮定、つまりあの駄作にどれだけ加点されるのかという見方で評価していたり、新旧の価格に差があったりはするのだけれども。

というか今気づいたけど高いよ!単体で定価12390円とか初めて見たわ!
自分は2007年版のアップグレード=差額無料なのでいいのだけれど、値段考えるとその分少し評価は落ちるかも。
ボリュームはあったものの、あくまで単体作品です、コレ。


シナリオ

中二病設定をこれでもとかというほど築き上げて練り上げてエロゲにしました、というお話。
作中でもその点を自らネタにしていますw
だからそういうモノだという前提でプレイをしてみると、よく出来てると言わざるを得ない。設定はそれなりに深いし伏線もほぼ回収されています。コンプ後の余韻もあります。
ボリュームもかなり多め。おまけに完全版では主人公すらフルボイス。

基本的には「燃え」がメインで、わかりやすい敵味方の対立軸もなんだかんだで王道的。決着時のカタルシスもあります。その点でマリィルートが一番良かったかな。
逆に香純ルートや螢ルートはストーリーとしては中途半端な終わり方。少年漫画で言うところの打ち切りエンド的な。むしろバッドエンド的な。
玲愛先輩ルートはなんというか、オマケというかファンディスクというかお祭りというか、全部公開!サービス中!みたいなところがあります。活躍していなかったキャラが大活躍、戦いのレベルも最高。エンターテインメント性は一番。
でも先輩ルートの螢は不憫すぎて泣ける。

ちょっと殺伐としすぎていて、感動とか燃えとかのギャップ、つまり感情の振り幅はあまり大きくなかった気はする。
お涙頂戴のあざといシーンも無く、Hシーンもあっさりしてたり、基本は硬派。硬派な中二病
だけど女の子が物語の鍵を握っていたり、エロゲ的ではある。その辺のバランスは良い。


キャラクター

魅力的なキャラいっぱい。
黒円卓は誰もがキャラ立ってて素晴らしい。シュピーネさんすらある意味素敵。
声優さんの演技もとても良かった。
トリファ神父やメリクリウスのボイスを聞いて口調が伝染りそうになりますた。最初は微妙に思えた司狼の喋り方もなんだか妙に気に入ったw何とも言えない味がある。

ヒロインに関してはそれほどでも無いかな。感情移入するほどの描写が無かったような。
完全版で登場したベアトリスは大変良ろしい。螢ルートはかわしまりのさんゲー。(螢とベアトリスの二役)

ここで豆知識。
2007年版には、完全版には無いルサルカエンドがあるんだぜ…。
まぁバッドEDなんですけどね。
ぶっちゃけどうしようもないキャラなのだけれど、やっぱりルサルカルートが欲しかったな。
先輩ルートエンド後のルサルカは、ライヒハートが独りだった辺り、やっぱりアレなのかな。不憫すぎる。



Gユウスケ氏の絵柄、好き嫌いは別れそうだけどゆず茶は好きな方。
でもデザインセンスは正直どうかとw 螢の私服がマトモ?バカいっちゃいけねーよ。( ゚д゚ )。
いや、中二病的世界観という点からするとそれで正しいのか…w
あとlightの塗りは透明感があって結構好き。

テキストでは結構グロいシーンがあるけれど、CG描写はほとんどありません。最初の事件くらいかな。

完全版を製作するにあたってリソースに限界が来たのか、CGが足りない感が結構あります。
ひたすら演出で誤魔化したり既存の素材を使い回してなんとかしてる。ここは惜しい。


H

淡白。蓮くんはこっちの才能はあまりありませんでした。(・ω・)。
でもマリィのおっぱいは良いおっぱい。


システム

オンライン認証があります。
インストール時に1回認証すると後は無しでディスクレス起動可。
認証回数が8回なため、PCやOSを変えたりした場合7回までインスコし直すことができる。
仮に使い切った場合はサポートに連絡すると良い。
ということのようです。

2007年版所持者でID登録をしていると無料で製品版と同等のデータをダウンロードできます。
3Gあります。重いですw

よくわからない事は公式FAQ参照。


総評

個人的には、未完成だったものがようやく完成した、そんな印象に終始しました。
完成したところで手放しで褒められる作品でもなく、欠点もあるし完成度も最高というわけではないです。
でも、2007年の体験版で感じて期待したものは、ここでようやく応えてくれた。期待通り、それで満足。
十分面白かったし楽しめました。

Act est Fabulaが初のDies iraeとなる人には、価格的にちょっとオススメし難いものはある。
とはいえ良作ではあったし、中二病なお話が嫌いじゃなければ楽しめるかと思います。

粗品マダー?(・∀・) 届きました。本当に粗品だった。(・ω・)。

“Dies irae~Acta est Fabula~応援中!


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23:05  レビュー | Comments(0) | Trackback(0)
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