2007/09/07

R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル 感想


R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル このこのために、せめてきれいな星空を 初回版
Amazon.jp

『R.U.R.U.R(ルルルル) このこのために、せめてきれいな星空を』


light
発売日:2007/04/27


☆☆☆☆☆

※初回版はロットアップ。通常版がlightオフィシャル通販で入手可能です。
※通常版もロットアップしたようです。中古やlightBox2010等の掘り出し物をお探しください。


5月頃に評判を聞いて買った後、気が向いた時にプレイしてようやくコンプ。
いやぁ
大変良かった(`・ω・)
今年プレイした中では(あんま数無いけど)一番だなー。

※以下、若干のネタバレ含みます




遠い遠い未来、人類が宇宙に飛び出して、それよりもさらにずっと後の話。
人間のいなくなった宇宙船でただ一人の人間である主人公イチヒコ。
宇宙船の他の乗員は、いかにもな姿をしたロ○ット「セーバーハーゲン」と、より高度で人間に近いロボッ○である「チャペック」。
彼ら被造知性たちの世界では、さながら伝言ゲームのように事実が誤解されて伝わって、
CMソングが子守唄ポップコーンを食べる事がマスターベーション漫画雑誌は難解な古文書おとな(20歳)になったら誰でも「好き(like)」なやつとセックスするのよ
などといったことが常識の奇妙な社会になっています。
そんな宇宙船の中の町で何の疑問も抱かず生きるイチヒコと、彼を愛するチャペック達の物語。

最高に奇妙で優しくて悲しくて。
ゆず茶はこの世界観にもうどっぷりハマってしまいました。


まずはじめに。
主人公はおもいっきりショタです。(゚Д゚)。
作中では20歳となっているものの、宇宙船で使われているニューグリニジ暦と現在の地球の暦は別のもので。地球の暦に換算すると実は12歳前後だったりするとかしないとか。
しかもイチヒコは冷凍睡眠から覚める時に重度の記憶喪失になっており、輪をかけて精神年齢が幼い。
そのせいでイライラする部分は多くはないけれども、人によってはNGかもしれないので注意です。


キャラクター

ミズ姉がお気に入り。それダメじゃね?ってくらいひたすら愛を注ぐミズ姉イイヨー。
ミズ姉ルートでのイチヒコは一番ダメなイチヒコですw 悪い意味で子供らしさが目立つ。
そんなイチヒコに対するミズ姉の接し方が、まるで
J( 'ー`)しカーチャン
みたいで、なんとも居たたまれない気持ちに。('A`)。
とことんまでイチヒコ本位で突っ走るカーチャンミズ姉。彼女にとってはイチヒコの幸せだけが全てなのです。
そういう愛の形。
偏愛にも程があるミズ姉が大好きです。

ツンツンしつつ実は一番良い子のヒナギク。ストーリーはヒナが一番良かった。
最後のじてんしゃ二人乗りに鳥肌が立つほど感動して。その後にあのスタッフロールとED曲「誓いの言葉」。
ここで完全にゆず茶の中では神ゲー認定されました。
ヒナは一番感受性が豊かで、時にはどこか奇妙な不気味さを感じさせる他のヒロインとは違い、極めて人間に近い自然さ。
自然に歌を口ずさむという他に類を見ない「レム」は、彼女が特別であることを表してる気がします。

決め台詞のステキなシロ姉も大変良い。ま○こみたいに穴開いて死ねなんて他に言えるヒロインいねーよ。もはや名台詞の域ですよ。
すんごい自分勝手でクールで、性欲・恋愛の思考でしか行動しないのがシロ姉。
シロ姉ルートは、シロ姉がイチヒコを攻略するゲームですw

その他サブのタンポポとコバトムギ先生はまぁサブなりに。このお二人は声が良いね。
ベニバナは個人的にはイマイチ来なかったな。というかベニバナにもハッピーエンドが欲しかった…。
一週目ではロクなセリフも無く(話せず)フルボッコにされ、公式のキャラ紹介にも無く、一番不憫な子です。
※PSP版ではベニバナ救済ルートがあるそうな。これは期待せずにはいられない。


H

エロスに関してはちょっと多すぎて不自然な印象を受けた。
しかもショタ主人公がらめぇぇなHシーンなので、合わない人間にはキツイ。個人的には許容範囲内だったけど。
まぁエロいことはエロい。良い事だ。
シロ姉とは色々とみやびやかなバリエーションのHが楽しめますw


音楽

そして特筆すべきがサウンド。
コーラスの入ったBGMをエロゲで聞いたのは初めてでしたよ。
どの曲も世界観にすごく合ってて、クオリティも高い。
ED曲も伴奏ピアノ+Voだけとシンプルなのに大変素晴らしい。ニコニコ動画にも上がってます。コチラ
ムービーも含めて、R.U.R.U.Rのエンディングはプレイしたエロゲの中でも一番だと思います。
あとやたらフランス語にこだわってるところも世界観の構築に一役買ってます。


総評

端的に言うと、雰囲気ゲー。あと結構キャラゲー。
ストーリーそのものはそれほどでもないけれど、雰囲気の作りこみは半端じゃない。
キャラもとても個性的で魅力に溢れています。
主人公がショタだったりヒロインがそもそも人間じゃなかったり、かなーり好き嫌いは分かれそうだがw

人を選ぶ作品だろうし、事実サッパリ売れてないと思うけれど、質はとても良かった。
SF+童話+アットホーム劇な作品に興味が持てれば買い。
ショタ主人公が我慢ならない人は残念ながらスルーが無難。
事前に体験版のプレイを推奨します。

ライターの伊藤ヒロ氏によれば、『やさしい夢幻廻廊』とでもいうべきゲームだそうです。
個人的には最高の作品でした。

宇宙でたった一人の生きた人間であるという孤独。
まともな大人の精神なら耐えられないかもしれない。
けれどロ○ットとはいえ、確かにレム=心をもった人達がいて。彼女達の愛はいびつであっても確かにそれは愛で。
そこに幸せを見つけることはできるのです。

サントラ一般発売マダー?(・∀・)
買いますた。ミズバショウのコンビーフの歌に感動しましたw
PS2版マダー?(・∀・)
PSP版マダー?(・A・)
買いますた。ほぼ別ゲー化してるものの、これはこれでアリな出来。
R.U.R.U.R 2 マダー?(・∀・)

(2011/8/7 追記・修正)

lightの『R.U.R.U.R』応援中!


 >>レビュー目次へ

23:21  レビュー | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示
« ヒマい | HOME |  »