2011/10/04

神咒神威神楽 感想


神咒神威神楽 初回版
Amazon.jp

神咒神威神楽


light
発売日:2011/9/30


☆☆☆☆


評価めちゃ悩むわ!なにこれ!
lightの誇る燃えゲー最新作、『神咒神威神楽』のレビューでございます。

総評

まず、このお話は『Dies irae』の続編というかif展開の外伝といえる作品です。
世界設定が共通しているとか過去キャラが出てくるなんてレベルではなく、それらがストーリーに深く関わっており、彼ら喋るわ活躍するわ感動させるわの大盤振る舞い。前作のCGまでご登場ときたらもうそれアウトでしょう。
これタイトルの横にでも注意書きが必要ですよ。

よって、ディエス未経験者にはオススメし難い。問題無く…かどうかはさておき、楽しめるとは思うのだけれど。きっとワケわかんない事いっぱいになるんじゃないかなぁ。
が、しかし同時に。
経験者、ディエス好きにとっては逆にたまらんものがあるのも確か。
胸クソ悪くなるif展開の未来ですが、それは確かに彼らの未来で。変わったものと変わらぬ輝き、彼らに思い入れがあるからこそ心震えるストーリー。ディエスが好きなら是非買ってプレイすべき
正しく続編とは言えないまでも、その実はそれに極めて近い内容でありました。

で、内容自体はというと、なんだかんだで大変面白かったです。
個人的には☆5つもいけるレベル。少なくともDies irae完全版に決して劣らない出来でした。
さすがにボリュームが見劣りするのと、一見さんを招き入れつつ注文取りにこねーってかメニューがねー的な作り等々を考慮して、無難に星4つ。

――以下ネタバレ無しの長文感想へ続く。
シナリオ

構成が練られていて飽きさせません。すごくよくできてる。(2周目以降はちょっとだるいけど)
ウリのバトルシーンも熱いわ燃えるわ中二だわ。
この辺のセンスはさすがでございます。素直に賞賛したい。
なお、怒りの日などと揶揄される詐欺事件の再来はありませんゆえ、そこはご安心をw

ストーリーは一本道。ゆえにボリュームは控えめ…といっても十分あるのですが。自分のプレイ時間はたぶん20時間強といったところ。
一つの結末に向かいながら、途中4つに分かれた道筋を全て見るとグランドエンド開放、といった構成。まぁマルチサイトシステムとほぼ同じです。

お話の前提がキツイ設定なのでシリーズファンは当初とてもモヤモヤ。
しかし開始地点が最低ならば後は上がるだけ。うまいことカタルシスを感じさせてくれます。
燃えあり、人間ドラマあり、壮大なレベルの劇もあり。
一本道というのと、結末自体はプレイ開始時点で既に見えているため予定調和な印象はありますが。それでもそこそこサプライズもあり、ほんと上手く出来てます。とても面白かった
それでもやっぱり胸クソ悪いけどな!!(前作キャラ好きぬるゲーマーの慟哭)

ラストバトル~エンディングは個人的にちょっと尻すぼみな印象を受けました。
インフレしすぎてもはや麻痺してしまったのだろか。(・ω・)。超絶インフレバトルはDies irae完全版でもうやったしねー。
プレイしていて「様式美」という単語がちらほら脳裏に浮かんだりも。

Dies iraeの設定とキャラが出まくりなのは正直やりすぎ。
それは前作要素を入れるなという意味ではなく、そもそもif展開を作ろうとして生まれた企画なのだから、やるなら事前に広くそれ言っとけよということです。完全新作じゃないのだ、と。
あと、出てくるネタはディエスだけじゃなくパラダイスロストまで遡るとかなんとか。
ネタがわからなくても「へー」と納得できる説明がなされている辺りがまたいやらしいw

キャラクター

カップリングゲーでございますゆえ、○○は俺の嫁!的な楽しみ方はちょっぴり厳しいかもしれません。あいや、夜刀×大獄とかそういう意味じゃなくてですね。
4組のカップルが絆をこれでもかと見せつけてくれました。ごちそうさまでした。
あと夜刀のモテっぷりは異常。男女問わずメロメロにするとは…成長したなァ…。

そんな中、ゆず茶のお気に入りカップルは宿儺×刑士郎。(゚Д゚)。
や、ある意味ホントに。この二人のバトルは最高でした。
刑士郎はたぶんこのゲームのMVPじゃないかしら。コイツがメイン主役張っててもおかしくない、めちゃくちゃカッコイイ人間でした。
宿儺はねー。前からこいつの喋るところが妙に好きなのですよw たまらん。

女キャラは女傑揃い。このライターの性癖が見え隠れしているような気がする…!
竜胆様はマジ素敵。この人にならそりゃついてくよね。後半ちょっと霞むけど、まさしく将であり主人公の器でした。素敵。
おっぱいさんはマジおっぱい。なんかやたら俗というか、リアルな理想というか、ゲームでは珍しい性格。それと紫織さん、初めてのHがあんなことになってしまって…ああ不憫な…w その後、彼女と宗次郎はちゃんとできているのだろうか…。
咲耶は、まんまあのお姉ちゃんでしたね。めっさ強力な病みキャラ。声がハマりすぎてて怖いですw
ちびっこ代表龍水ちゃんは変態が好きな変態でした。( ´ω`)。

その変態魔王、夜行様。なんか見た目と性癖に反してイイキャラだった! 覚醒後の夜行さんなら龍水との交際も認めてしまえるようなカッコよさ。絶対それ錯覚なのに。くやしい。
宗次郎はいかにもな感じ。皆こーいうの好きだよねー。あざとく、それでいてカッコよい。くやしい。
覇吐さんは正直カッコよさという点ではパっとしませんでした。陽気で気さくな三枚目主人公、おいしいところは刑士郎が持ってったw しかし真の益荒男らしく、みんなの竜胆様を見事ゲットしてしまったところはさすが。くやしい。

あと触れづらいところで龍明さん。母として凛と立つ龍明さんの涙腺破壊力は異常。

CG

Gユウスケさんの独特で力のある原画が光ります。塗りも素敵。筆で描いたような線もカッコイイ。
それにおっぱいも。( ゚∀゚)o彡゜。

システム

CG枚数は差分抜きで100枚ちょいと少なくはないのですが、シーンの尺が長いせいか特にバトルで物足りなさを感じます。同じCGでズームしてスクロールしてばかりだものw カットインCGとかがあればもっと良かった。
しんどいのだろうなーと思いつつ、ユーザーとしては演出をもっと頑張って欲しい。
あとムービー演出、こちらもあまり見栄えがしないのでクオリティアップしてほしいところ。せっかくムービーなんだから派手に動かそうぜー。

1920×1125というlight特有の超絶変態高解像度が輝いています。
動作も安定していてプログラムに問題はほとんどなし。全てが日本語化(?)されているので、コンフィグ項目などがわかりにくいくらいw
(加えて、当方環境ではオートモードの速度が変わらない不具合有り)

まとめ

ファンディスクや続編と銘打つには若干ズレており、かといって完全新作とはとても言えない、Dies iraeシリーズの外伝的作品。そこが突出した長所でもあり短所でもあります。
当初完全新作を期待していて、実際にプレイして面食らったゆず茶は、幸いディエスもプレイ済みで好きなので十二分に楽しめました。
前作キャラ好きには色々な意味でたまらない一品となっております。

おそらく、燃えゲー、バトルもの好きならDies iraeを知らなくとも楽しめると思います。アホみたいに壮大な設定が好きな人にはクリーンヒットかと。
完璧には届かずとも、その出来は間違いなく良作以上。
ただ、前作を知らずにプレイするのはもったいなさすぎます。それほどシリーズ要素の強い作品でした。

ここはもう開き直って
次のシリーズ新作マダー?(・∀・)




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05:18  レビュー | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
夜都賀波岐勢 常世ちゃんに惚れました
クリア後、夜都賀波岐勢の旧世界言語のセリフがわかるようになるのでさらに感動しました。
コメントありがとうございますー
>名無しさま
ネタバレ的に夜都賀波岐の面々は本記事ではノータッチでしたが、常世さんをはじめ、皆がめちゃ魅力的でしたね~。
常世のあの愛の深さ! 思い入れがあるせいで超泣けます。

あ、やっぱり異世界語はクリア後に声聞けるようになるのですね。
必死こいて解読してましたw
ボイスのためにもう一度やらねば。

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