2012/12/05
テラべっぴん 感想
![]() Getchu.com | 『テラべっぴん』CLOCKUP 発売日:2012/11/30 ☆☆☆☆+ |
すみません舐めてました。てっきりクソゲーかと。(土下座)
超優良作『テラべっぴん』コンプしました。
総評
すごく面白かったです。
まさかこんなに早くコンプしてしまうとは……面白くて先が気になってついつい夢中に。
「CLOCKUPの(パッとしない)ヌキゲー」と思ってプレイするとびっくりするはず。しました。
まさしく優良娯楽作品。あ、頭にB級のつく方ね。(・ω・)。
共通部分が多かったり、パロった元が元だけに設定に軽さが目立ったり、決して手放しで褒められる名作というわけではなく、しかしその範囲内でかなりよく出来てる。プレイ前のハードルが低かったとはいえ、とてもとても楽しめました。
基本はギャグ路線のやりまくりゲー。
途中からお話が興味深くなってくるお尻ゲー。
エロかわいい絵柄や若干不思議で楽しげな雰囲気が気になったならば、かるーい気持ちで手にとってみてほしい作品です。
古色に続いて、思わぬ大当たりでした。( ´∀`)。
――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く。
シナリオ
映画『ジュマンジ』をご存知の方には馴染み深い、不思議なイベントつきリアルすごろくのお話。ただしイベントはエロス含む。18禁だからな!(・ω・)b。
というわけで、エロいことをしながらゴールを目指すドタバタヌキゲーかと思いきや、それだけのゲームではなかった。キレキレのギャグあり、興味深いストーリー展開ありの良質なエンターテインメントだったでござる。
何よりもまず目立ったのはコメディ部分。
序盤の体育祭はヤバイ。ヒロイン4人分の4つの展開どれもがぶっ飛んでて超面白いw
こんな下品なギャグに笑ってしまうなんて…悔しいっ……!() 的なアレ。
そのうち、カードの指示を見ただけで笑えてきますw AVのタイトルのような面白さ。
中盤以降はストーリーが本気を出し始める。
「呪盤」なるリアルすごろくのこと、京香以外の謎だらけの登場人物についてなど、それまでそういうモンだとしか思っていなかった設定がとても気になるように。
そんな謎も最後にはほぼ全てスッキリ解明して終わるため、読後感は良好。万々歳でございます。
ただ、先にも書いた通り、ベタ褒めなのはあくまで「B級」レベルでの話。
名作を期待するならば、共通部分=使い回しの多さはマズい。予算の少なさが透けて見えて泣けるから泣きゲー、なんて言ったら泣きゲーマーに袋叩きにあうことでしょう。(゚Д゚)。
テキストの質も浮き沈みがあり、終始キレキレというわけでもない。
子供のように拗ねる何も考えていないちょいダメ主人公もマイナス。
しかし、エロ本をパロったタイトルを冠する作品に誰も名作期待なんかしませんw
テラべっぴんはこれでよいのです。「よく出来たB級作品」でいいじゃない、何にせよ楽しいんだから。おしりもあるしな!
なお、どうやらルートロックがかかっており、京香・憧子>雪>森羅 という攻略順になるよう。
乙女ルートはおまけハーレムルートみたいなものなので順番は関係無いかな。
キャラクター
京香:おっぱい、おしり、保護者
森羅:ロリ、強気っ娘
憧子:かわいそう
雪 :アホかわいい、尻穴
乙女:良ビッチ、脇役
うーん、どの子も甲乙つけがたい!(キャラ説明が適当に見えるのは気のせいです)
ぶっちゃけおしりにしか興味が無かったので個々のヒロインはどうでもいいのよね。(最低)
プレイ後に一番株が上がったのは雪。その次にビッチさん。
雪は天然なところが思いのほかかわいかった。にゃんこ子にゃんこ孫にゃんこ……の早口言葉を言うシーンでガツーンとやられました。(最低)
ビッチさんはやけに人当たりの良いビッチさんで、誘惑を受け入れることも断ることもできて、おまけに中盤でそのビッチっぷりを発揮してくれたりもして、至れり尽くせりだったと思います。(゚Д゚)。
とんかつ(豚)、ライオン(ごきげんよう)、パカモトリョウマ(アルパカ)のマスコット3匹に妙に愛着がわいてしまいました。最初は「何このブサイクなの……( ゚д゚)、ペッ」と思ってたのに、雪ルートを終えたらもう……! パカモト先輩マジかっけーですブー。
あ、もう1匹ウォルト(ネズミ)という色んな意味で危険なのもいたけど、こいつはキュゥべぇを劣化させたかのようなクソキャラだったのでどうでもいいです。訴えられてしまえ。
CG
*。(*´д`)。
(日本語訳:おしり、そして尻穴の塗りが凄かった。一目瞭然である。ありがとうございました。)
むなしむじょうさん絵はおしり構図が多いのは最高なのですが、まだまだ上達の余地ありかなーという印象。もっともっと安定して素敵でエロかわいいおしりヒロインを描いてほしいです。応援しています。
声
おぐおg……佐倉もも花さんの存在感は異常。ヌキゲー界では貴重な人材だと思います。
猫井さくらさんのロリボイスもよいものです。
あと最近よく遭遇する香澄りょうさんがお気に入り声優さんに。かみデレとコレでビッチ役で脳内固定されそうですw
システム
解像度800×600はもはやマイナス要素。UXGAやフルHDとはいかなくても、1024×768は欲しいんです。せめて720p。なんなら4K2Kでもいいよ。(適当な発言)
豊富なコンフィグ項目や、メッセージウィンドウの縦書き横置きなんかはとても良い。
演出は可もなく不可もなく? 特に気になりませんでした。
カードを選ぶのがほぼ意味が無かったので、もうちょっと何かあればよかったな。難易度上げるとかじゃなく、動きの部分で。難しいか。
まとめ
とにかく面白かったの一言に尽きる。
もともと単なるヌキゲーと思っていたのも影響しているだろうけれど、予想外に楽しめました。よく出来た娯楽作品だったと思います。
ただ、Hは奇抜なシチュが多く実用に向かない面はありそう。娯楽としては良くても、純粋なヌキゲーとしての評価は少し落ちるかもしれません。
自分はおしりが大量にあるだけで満足する人種なので参考にならなくてスミマセン。おしりはよかったよ。(・ω・)b。
映画化マダー?(・∀・)

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