2012/12/19

えれくと! 感想


えれくと!
Getchu.com

『えれくと!』


アストロノーツ・スピカ
発売日:2012/6/29


☆☆☆☆+


ちまちま進めていた『えれくと!』をようやくコンプしました。
パッとしない凡百な萌えエロゲーかと思っていたら傑作だったでござる。(土下座)

総評

「ロマンチックに、はしたない。」(キャッチフレーズ)
窓辺の君と花屋の息子のボーイ・ミーツ・ガール。とてもロマンチックです。
サキュバスのヒロインとやりまくり物語。とてもエロゲです。

清純派エロはここにあった。
世には「なんか清純派っぽいエロゲ」はごまんとありますが、清純派エロという矛盾に思えるものを、サキュバスという要素を取り入れることで無理なく実現した本作はお見事と言うほか無い。
奥ゆかしく天使のような可愛い女の子が実はエロエロでも、サキュバスなら仕方ない。なんという説得力……!
そう、例え足を開いて見せようと、夜這いに来ようと、勉強中に恋人の前でオナニーをしだそうと、サキュバスだから清純なんです。(゚Д゚)。

そんなとても都合の良い設定が個人的に高得点w
サキュバスもの+学園ものという二つの要素の融合がうまく成されていて、キャラ萌えを損なわずに自然なエロい純愛が出来上がりました。しかもサブキャラ全員H有りでCG数は130枚超。
これ、巷の普通の萌えゲーの完全上位互換ですよ。

エロが強化された純愛ゲーがお好みな方にかなりおすすめ。
ただ、「サキュバス」という単語に過剰反応はしない方が賢明。一般的なサキュバス(積極的に精気を吸いに来る淫魔のイメージ)を期待すると、普通の女の子じゃねーか!と思うかも。

――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く
シナリオ

総評では絶賛してますが、シナリオ自体は実はそう大した事は無い。(・ω・)。
ロマンチックなのは最初だけで共通パートの途中からは普通の学園ラブコメだったり、冗長に感じるところもあったり、お話に夢中になれるほどではありません。悪いわけではなく、そこそこ。
ライターが多いわりには齟齬が目立たず、まとめ方、ディレクションの勝利といった感じも。

序盤のストーリーは完全にルナだけのためのもので、個別に分岐するのが不思議なレベル。これでルナ以外を選ぶって普通あり得ない選択じゃないですかー……。
しかしそこはエロゲ、ルナがメインヒロインらしい謙虚さを発揮することで解決。泣ける。
(本番まではいかないものの)共通でヒロイン全員と肉体関係を持ってしまう部分といい、アトリエかぐやのプリマ☆ステラ』と似た作品でした。かぐやのあの純愛ラインの新作、といった印象。

ヒロイン個別ルートに加え、クリア後に開放されるおまけシナリオがサービス満点。
サブヒロイン全員イケます。(・ω・)b。
オバハン 先生までいけるとは思わなかった。先生、ハブられなくてよかったね……。
……『かみデレ』の良い所をほぼ全部持ってんなこれ。

たぶん抜きゲーに分類されるのだろうけれど、この作品は萌えゲーの延長だと思います。
その理由は「サキュバス」の扱い。「サキュバスだから仕方ない」という免罪符を得て大手を振ってエロを入れることに成功した純愛ものであって、「サキュバスもの」らしさがあまり無い。
この作品のサキュバスはコミュニティに属する現代的サキュバス。本能のままに人を襲ったり、ところ構わず露出するような原始的な野良犬ではなく(一部にそれに近い者もいるが)、本能と折り合いをつけつつも現代社会に順応している。ルナやリエルなど、人間よりも奥ゆかしいくらい。
ゆえに、サキュバスきた! 淫魔きた! さぁガンガン抜いてくれ! 的なモチベーションで挑むとガッカリしそう。「淫魔とラブラブ異文化交流するADV」というジャンル名の通り、サキュバス要素に振り回されつついちゃラブする系の平和なお話で、ハードな抜きゲーをお好みの方には肩すかしであろうと同時に、ゆず茶的には好みの系統でした。( ´∀`)。

キャラクター

ルナティアリエルが好きです。(*´ω`)。
この三人は甲乙つけがたいかわいさ。みんな好き。

ルナは名実共にメインヒロインといった按配で、序盤の恋愛小説めいた展開がエロゲだと少し新鮮でした。超良い子で嫁すぎて他の娘にいけない。ロマンチック、いいと思います!
ただ個別ルートはあんまり記憶に無いw 序盤の勢いが全てでしょか。

ティアさんは生真面目でキリっとしてるのに超はしたない。いいと思います!
ティアが足を開いたら誰もが落ちる。(断言)
ツンからデレへのギャップは凄まじく、よいツンデレさんでした。

リエル。リエルかわいいよリエル。( ゚∀゚)o彡゜。
一番サキュバスらしくない奥手な子で、健気で、巨乳で。( ゚∀゚)o彡゜。
仕える主人から略奪愛とかちょっと昼ドラすぎんだろと思わなくもないけれど、そこはエロゲ、ルナの海より大きい度量によって仲良く3Pへ発展。ルナさん天使すぎやで……。

ユフィ先輩は少しアウェーな立場なのが不利に働いて、一歩劣ります。それに、あらあらお姉さんってあんま好きじゃないのよね。
顔芸はかわいかったです。(゚Д゚)。

サブのエリスノエルもとても良キャラ。
エリスの愛されっぷりは異常w おまけシナリオでの大活躍はよいものです。
ノエルは濃かったりベタすぎる雰囲気の中での一服の清涼剤。エリスほどとは言わないまでも、もうちょっとノエルも優遇してほしかった……! FD出してもいいのよ。(チラッチラッ

あと重要なのが親父
親父に彼女を紹介するシーンが各ヒロインにあるのですよ。こんなエロゲ初めて見たw こういうの、もっと姉しよやって以来めちゃ好み。
そもそもこの親父、空気読めるし渋いし、決めるところは決め、外すところは外す……完璧である。

オバハン ラミア先生京太並にどうでもいいです。(無関心)

CG

枚数134枚ってすごいと思うんです。普通の1.5倍じゃないすか。しかも単独原画で。
その上めちゃ安定してる。ピロ水さん&CG班ハンパなかった。
個人的にはもうちょっとおしりCGが欲しかったな! 3Pのはとてもよいものです。

H

分身とかサキュバスの魔術による不思議シチュが若干あるとはいえ、基本はノーマル。
サキュバスだけど初々しいラブラブH。サキュバスだけどオール処女。いいと思います!
でもオバハン 先生くらいは百戦錬磨の猛者でもよかった。その気遣いはまぁよし。

なんかすごくリエルが良かったです。エロスではリエル一強。次にティアとエリス。
ティアのパンツ脱いで足開きのシーンは主人公にシンクロして噴出しましたw なんてはしたないのこの子……!(満面の笑み)


わりと癖のある布陣な気がする。
ルナ役の神村ひなさん、ティア役の如月葵さん、エリス役の金松由花さんはプレイ時間に比例して気に入っていきました。スルメ系。
あと親父も良かったw 

まとめ

絵に描いたかのような良作です。
ただ全体的に「男に都合が良すぎる」感が強いので、その辺で人を選ぶところはあるか。あとは繰り返しになるけど「サキュバス」要素の扱い。
その辺を踏まえた上で絵やキャラや萌えエロに興味がわけば、買って損は無いはず。おすすめ。

新ブランドの処女作(前にデモニオンがあるけど、一応)とは思えない、というかあり得ないとすら言える出来。アトリエかぐやは一体どうなってしまうのか。(関係の無い話)
他の萌えエロゲーもこれくらいのボリューム完成度があれば……と願わずにはいられません。実によいエロゲでした。

リエルとノエルの姉妹FDマダー?(・∀・)

『えれくと!』を応援しています!


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