2013/02/10

倉野くんちのふたご事情 感想


倉野くんちのふたご事情 初回限定版
Amazon.jp

『倉野くんちのふたご事情』


CUBE
発売日:2012/11/30


☆☆☆+++


パジャマはよい。パジャマはよいね。
意外と早くコンプできた『倉野くんちのふたご事情』の感想です。

総評

基本はよくある萌えゲー。そこにエロを大量に投入し、こんなかわいい絵柄なのに! といったギャップを魅力にした萌えエロ作品。
明るく平和な家庭もので、特に目立った欠点も無く、気に入ったヒロインがいれば安心して楽しめる優良キャラゲーといえそう。

「らしさ」が随所に見られる典型的萌えゲーであり、2000年代を彷彿とさせるそれに食傷気味な人はまたかと思うかもしれない。
ただその分キャラゲーとしては安定しているため、わかりやすいしとっつきやすくはある。
細かいことはさておいて、頭からっぽにして倉野姉妹に萌えるのが正しい使用方法です。

個人的には神ゲーに近い。(゚Д゚)。
だってそこにパジャマおしりハーレムがあるから!!
全国の同士諸君には必携の一本として薦めたい。

姉妹間の雰囲気やヒロインにグッとこなかったり、パジャマに特別興味も無い人にとっては、エロが多いだけの凡庸な萌えゲーとなってしまうかも。けれど、どこかが好みにヒットすれば買って損は無い出来かと思います。

――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く。
シナリオ

パティシエの両親が離婚すると言い出して二人とも家を出て行ってしまったでござる
しかも「一ヵ月あげるから誰と暮らすか一人選びなさい」と母親に言われ、困惑する主人公をよそに肉食獣によるバトルロワイヤルが……もとい、姉妹5人による主人公争奪戦が始まって――
というお話。

子供とお店を放り出す大人の人って……
的な大変アレな導入でございますが、もやもやっとした気持ちは一旦さておいて、お姉ちゃんと妹たちとの甘いドタバタ生活を楽しみましょう。だってエロゲだもの。

ルート構成は共通部分で3つに分岐した後、個別ルート5本と短いハーレムルートが1つ。
それぞれのヒロインらしさの感じられるお話になっており、読ませるとはいかないまでも、キャラクターの個別ルートとしてどれも安定しております。悪くない、決して悪くないぞ。

とはいえ、まぁそれほど大したシナリオではない。(・ω・)。
ちらほら光るところはあり、決して悪くない、けれどそれ以上でもないといった按配のお話。頻繁にHシーンが挿入され、そちらにリソースを結構持ってかれた感があります。中途半端、というほど悪い印象は無いものの大体そんな感じ。
実の兄妹なのに幸せそうに結婚を夢見ていたり、かと思えば血がつながっているのにと悩んだり、でもやっぱり細かい事は放り投げたりと、深く考えてはいけないエロゲワールドは今日も平和です。

雰囲気はかなり良好で、「離婚する母親に姉妹の内一人を選んでついていく」という頭の痛い問題を抱えているわりには明るく賑やか。選べない人用にハーレムもあるしな!

家族もの、しかも物語開始が夏休み前という時期なため、舞台は主に家と家のお店、生活の中心はどっちかというと学園ではなく家の中になります。
さらに、兄妹(姉妹)間の描写がかなり丁寧で、それぞれ3組の双子間の特別な仲はもちろん、上と下との間もきちんと描かれていて大変ほっこりします。(*´ω`)。
これらによって、プレイしていると次第に倉野家に入り込んでいってしまう。没入感があるというか。

この世界にもっと浸っていたいと思わせる雰囲気を持つ作品は良作の特徴で、この倉野家もそれに近いものがありました。
同居ならではの生活感や一見無駄な何気ない描写が乏しい点、共通ルートのヌキゲーっぽさなどが影響してか、キャラゲーの域を出ず、「近い」にとどまるのが評価の伸び悩んだ理由。惜しい。

キャラクター

プレイ順は みこと>智花>絵麻>いずみ>弥恵。
お気に入り順は 弥恵>>みこと>いずみ>絵麻≧智花

弥恵が嫁すぎた。(゚Д゚)。
こんなベタなマジ天使より僕はみことお姉ちゃん! と最初は思っていたのに、いつの間にか弥恵の笑顔に見とれる自分がいた。(真顔)
なんといっても健気で良い子なところと笑顔と「おち○ちんさん」発言がかわいいw
誰か一人連れてくなら断然弥恵ちゃんだよねー。よし、結婚しよう。

みことは胸元のほくろがエロい
じゃなくて、明るく元気で天真爛漫。いこーる、みことお姉ちゃんはアホかわいい。
それに「かずくんのかずくん」という呼び方がなんか好きw(おち○ちんさんのことです)
ただ、かなり好感のもてるみことお姉ちゃんですが、寝巻きが色気無さすぎるため大減点。キャラに合ってはいるけどさー。けどさー。

いずみ。いずみ姉さんは泣きぼくろがエロいおっぱい担当
じゃなくて、とってもアグレッシブなお姉ちゃんw あらあらお姉さんなんてどこにもいなかった。
いずみ姉さんは個別に入ってからがやたらかわいかったです。
あと「お胸」発言がかわいい。「お」をつけるヒロイン、好き。

絵麻ちゃんはパジャマがかわゆい。耳つきナイトキャップに天使の羽にぬいぐるみという、わざとらしいくらいのパジャマ、いいじゃない。
パジャマ以外のこと?
これ以上はネタバレだから、ほら。(逃)
あ、ほうれん草をゆですぎちゃうところは地味にツボでした。あそこ書いたライターさんGJ。

智花は変態。(゚Д゚)。
(日本語訳:素直になれないツンデレさん。大変エロいところは良かったけれど、こういう面倒くさい子は鈍感主人公と相まって個人的に苦手なんです。いつも添い寝してるという驚愕の事実的シチュはもっと生かしてほしかった。)

主人公のかずくんはいわゆるテンプレ鈍感主人公でございましたね。
でも鈍感な点以外は悪印象は無かったかな。長男として何気にしっかりしていて。
智花ルートはなんだか子供に対するオッサンの目で見てしまったw よく頑張ったね!
あと、悪友からエロゲを布教されるというよくある場面で、すげなく断らず、その都度しっかりプレイして「触手は和姦に限る」などと一家言を披露したり、妹にハードなヌキゲーを起動されたり、なかなかのイケメンだとおもいました。

パジャマ

パジャーマ!(挨拶)
家庭がメイン舞台なだけあって、全員パジャマ立ち絵ありですよ! やったね!
しかも妹二人はパジャマHあり、さらにはハーレムルートでパジャマハーレムですよ!
これはテンション上がる! 買うしかないでしょ!

ただ、パジャマ自体はそこまでレベルが高いわけではない。(ストン
智花はスパッツが邪道だし、みことに至ってはノースリーブにショートパンツと適当すぎである。
襟付きパジャマもおらず、塗りのせいか寝巻きっぽさがさほど感じられないのも少し残念。

それでもハーレムルートのパジャマHシーンは素晴らしかった……!
姉妹+パジャマ+ハーレム+おしり とか好みの属性全部入りじゃないですかー!
誰だよこれ決めたの。ライター? ディレクター?
……どうもありがとうございました!(ふかぶか)


何気にCVのレベルが高い。
姉といえば松田理沙さんですよねーひなのん的に考えて。
安定のそよそよさんに昨年の注目声優星咲イリアさん。倉野家のみなさま皆可愛かったです。

あとモブで奏雨さんと百瀬ぽこさんが!
家庭科部員かな。light作品でよく見るこのお二人好きなのでちょっとしたニヤリ要素でした。

どうでもいいけど、ハーレムルートでBGVが「うるせぇwww」ってなったw
喘ぎ声五重奏の迫力ハンパなかった。ある意味貴重なサンプルだと思います。

H

共通部分で14、個別で6+6+7+6+7、ハーレムが5で、合計51シーン。(゚Д゚)。
※ただし手コキなど非本番含む

かなり頑張ってる、というかこれヌキゲーの部類なんじゃないかしら。家族もののヌキゲーみたいな構成で随所にエロが入るし、BGVもあるし、絶頂メーター(カウントダウン)まであるw
この系統の絵柄でここまでやってるのは自分は他に見た事無いです。

テキストも結構頑張ってる感が。でもどちらかというとやっぱりキャラの魅力重視かな。
みことや弥恵の変な卑語は妙にかわいいし、絵麻の「おにいたん」呼びはなんかヤバイ。なんかよくわかんないけどきっとヤバイ。((((;゚Д゚)))。
そういう、萌えゲー然としたヒロインのエロが充実したゲーム、という作品コンセプトはとても良いと思います。需要ありそうなわりにあまり見ない(と思う)し。

Hが多くなることで、その導入がおざなりになったのは残念でした。
息をするかのように手コキを始める姉、初めて局部を見せると同時に顔面騎乗する妹。
初々しさ……感慨……そういうのが大事だろうがっ……! 萌えゲーには……!(泣きながら)
実は淫乱だったり遠隔ローター羞恥プレイしたりはともかく、このH時の感慨の無さはマイナス。この作品への「中途半端」「エロ多すぎ」との批判はこの点によるところが大きいんじゃないでしょか。

あとCGがさほどエロくないので構図を頑張って欲しかった。好みも大きそうだけれども。
いずみお姉ちゃんとハーレムのおしりは良かったです。(・ω・)b。

システム

プログラムは吉里吉里。最新バージョンなのか、タイトル画面にコンティニュー(前回セーブしたところから開始)があってちょっと便利でした。
一つ気になったのはメッセージウィンドウ。
すっごい邪魔
世間ではワイドが主流になってきて、横長画面に合わせてメッセージウィンドウも細くなってきてます。しかしこの作品はそんな潮流など知ったことかといわんばかりに画面の3分の1を占める。というか、アイコンが下部にあるのが元凶か。
アイコンの上にテキストがどっしりと乗っかってるUIデザインは改善した方がいいと思うんです。

まとめ

エロの多いキャラゲー。あるいは、萌えゲー化したヌキゲー。
出来は安定しているもののエロの多さは良し悪し、他に突出した長所も無く、ヒロインが気に入るかどうかが全て。好みが合致した人、家族・姉妹ものが好きな人、またはパジャマ好きにとっては良い作品だと思います。初心者向けでもあるかな。

「双子」の必要性がほとんど無かったのはアレだけれど、家族ものとして結構楽しめました。ただ、その点ももう一歩ともどかしく思うところはあるので、個人的にはパジャマゲー&キャラゲー。
でもたまにはこんなライトでベタな萌え作品もよいものです。うむ。

パジャマハーレム第2弾マダー?(・∀・)

『倉野くんちのふたご事情』応援中!


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21:49  レビュー | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
こんにちは。
「パジャマとおしりのハーレム」ってもうゆず茶さんのためのゲームですねw
 
CUBEの他2作品はプレイしているのですが、
倉ふたはどうしようかと悩んでてスルーしてた作品なのです。
なるほど、思いの外えっちぃんですね。
松田理沙さんのお姉さん役はいいですよねえ。いやー本当に。
 
紺野アスタさん好きであれば、CUBEの一作目、夏ノ雨はオススメしたい作品です。
CUBE作品というより、アスタさんの作品といった感じです。
残念ながらパジャマハーレムはなかったはずですがw
>びずさま
どもですー! コメントありがとうございます。

> 「パジャマとおしりのハーレム」ってもうゆず茶さんのためのゲームですねw
やー、「パジャマハーレム」と聞いて買ってwktkしつつプレイしたら、まさかもう一つ好物が入っているとは! かなりのサプライズでしたw
まさに俺得です。ハイ。

CUBEの作品は(系列ブランドも含めて)未プレイで、『夏の雨』だけいつか買おうリストに入ってる状態でした。
なので先入観が無くて、巷で言われている「CUBEらしくない」という感想を抱かずに素直にプレイできて、ある意味得した気がします。
いわゆる萌えエロゲーでしたー。お話に重きを置くタイプじゃないので、そこが方向転換したところなのでしょうね。

> 夏ノ雨はオススメしたい作品です
おお……これはもしや、「いつか」はまさに今ということか……!(大仰に)
アスタさんの作品と聞いて俄然興味がわいてきました。
パジャマハーレムが無いのには目を瞑って探してみようかなw

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