2013/04/07

オレは少女漫画家R 感想


オレは少女漫画家R
Amazon.jp

『オレは少女漫画家R』


Giza10
発売日:2013/3/29


☆☆☆☆☆-


Giza10から2012年に発売されたPSPソフト『オレは少女漫画家』のPC移植版、
オレは少女漫画家R』の感想をば。
※非18禁(R17指定)ゲームです
※移植にあたってシナリオには変化無く、パンツと一部CGの追加、解像度UPのみのようです。


総評

すっごい面白かったー!
ちょっとちょっと何これ何これ、PSP版の評判が良いのは知ってたけれど、事前のハードル上げをものともしない面白さでございますよ。ハイテンション系ADVでは今までプレイした中でも屈指のレベル。
「エロの無いギャルゲーて(笑)」
とか思っててスイマセンでしたーッ! ≡≡≡_|乙○ (ジャンピング土下座)

基本はハイテンションコメディ。May-Be SOFTの作品をプレイした事がある人ならご存知のアレ。
そこから燃えたり切なくなったり イイハナシダナー(;∀;) になったり。勢いでガンガン進めつつ、山場では思いっきり盛り上げて、おまけに再プレイしたくなるギミックなんかも入れちゃって、総じてとても良いエンターテインメントになっておりました。

単に楽しいという他に、少女漫画家の主人公のお話ということで、「創作」に関する想いも印象的でした。それこそ漫画のように、プロがカッコよく見える熱い語り方。魂の作品と言ってもいいかも。

――うん、でもまぁ皆様が言いたい事はわかります。ええわかりますとも。
エロは欲しいよね。(゚Д゚)。
いやぁ、紛れもなく面白くて楽しくて傑作の部類なのだけれど、これってどう見ても作りがエロゲ。規制だか不景気だか知らないけど諦めんなよ! 熱くなれよ! と某テニスウェアの人ばりに叫びたくなります。エロを諦めんなよ!

とまぁ、作品の根本的な部分に抑えきれない不満は残るものの、とりあえずはそういうモノ(一般ゲーム)として考えるしかありませぬ。一応パンツはあるしなー……。(低テンション)
あ、それとパジャマもありました! パジャマがあるから許……いややっぱ足りないわ。(低テンション)

ともあれ、パロディ多めで少し独特なテキストに抵抗が無ければ、良質な娯楽作品として超オススメ。ただし、「少年漫画の展開にツッコミを入れずにはいられない人」には向かないかも。勢いが大事なんです。面白ければよいのです。

ちなみに体験版はPC版には無く、PSP版にのみ存在します。試してみたい人はそちらを。

――以下、ネタバレ無しの長文感想へ続く。
シナリオ

ボリュームは若干少なめ。
それでも殊更に足りないという印象は無く、さくさく楽しめるし、お値段も控え目なのでさほど問題無し。
ただ、個別ルートの展開が似通っている部分が目についたのは少し残念でした。(大筋は違うものの、同じイベントで同じ事件が起こったりする)

お話は総評に書いた通り。とても面白かったです。
それはギャグに対してでもあり、ストーリーそのものに対してでもあり。ノリが名作というよりはどっちかというとB級に近いとはいえ、メイビーの過去作と比べてもトップクラスの出来の良さで、娯楽作品としては一級。大満足でございますよ。

作中での主人公の漫画に対する評価と同じく、「勢いとキャラクターが武器」がそのまま当てはまる作品だと思います。展開は大雑把でご都合主義なところもあり、少年漫画っぽくもある。勢いで押してストーリーやテーマを見せるタイプというか。パロネタや顔文字を時折入れてくるところからしてもw
箒星さんといえば 呉≡≡≡ ←走る人 だよねー。

個別ルートは 凛菜、ヒスイ、千佳、楓、ハルカ の5本。
王道熱血展開あり、真面目な漫画家物語あり、エロゲ的なラブコメにイイ話を加えたものあり。途中の展開は似たところも通りながら、それぞれテーマが違って大変楽しめました。
ゆず茶の攻略順はヒスイ→ハルカ→楓→千佳→凛菜。わりと正解だったように思います。メイン(凛菜)は最後に持ってくるタイプ。
個人的に好きなのは凛菜と千佳と楓ルート。どれもイイ話でね……(;∀;)。

キャラクター

凛菜=千佳>ヒスイ>楓>ハルカ

最初は千佳姉一択だったのに、個別の凛菜が超良かった!
とはいえ、パジャマが素敵な凛菜に裸ワイシャツがエロすぎるお姉ちゃん、おっぱい担当ヒスイ、オモシロ楓、おしり見せハルカ、どのキャラもすごく良かったです。
まぁエロ無しなんだけどねー……。(低テンション)

ライバル漫画家である凛菜のキャラは面白いし可愛かった。恋人になる流れが少女漫画っぽくてすごくスムーズなラブ。ストーリーも熱くてラブ。

千佳姉 おそろしい もとい、可愛いところが可愛かった。(頭の悪い感想)
中の人の演技が おそろしい もとい、表現豊かでステキでした!((((;゚Д゚)))。
また、千佳ルートでのとあるネタバレ要素がかなりのサプライズw マジでか! 気づけよ! 二周目がやりたくなることうけあい。

ヒスイはいい子やね……毒舌だけど。
ヒスイルートいっちゃうと他の娘ルートにいくのが申し訳なくなるね……毒舌だけど。
それに主人公への態度がヒドくて、おっぱい大きくて、毒舌で、とてもステキな女の子デシタ。

は意外な面白キャラ。そうきたかー。
どうでもいいけど、ガラケーでメール早打ちってちょっと時代遅れになった感が……去年ならまだギリギリいけてもスマホ全盛の2013年には……これが移植ゲーのサガか。(ホロリ

ハルカはとっても青葉りんごでした。あと良いおしりでした。
最低な感想だけどアイドルとか声優とか苦手属性なんですごめんよはるるん。

主人公の賢二はなかなかの良主人公。熱くてツッコミもボケもいけて実力も行動力もある。
最初は女装モノかと思ったけど、彼はノンケなのでそんなこともなかったw 全国の十三涙目である。

サブキャラの沙耶香、十三、編集長、副編集長もすごく良いキャラでした。面白かったりかわいかったり素敵だったり。サブに至るまで外れがいないってすごい。
ああなんかキモチワルイおっさんもいた気がするけど気にしない。

主人公も含めて彼ら登場人物が実に立っていてイイ奴ばかりで、作品の雰囲気がすごく良かったです。舞台は学校に家に出版社にと一定じゃないのに、何だかとても愛着のわく世界。これは完全にキャラのおかげだなぁと。この雰囲気はモノモノとパトベセルと共通する長所だと思います。

且< あと巻子もいますよ!

CG

解像度は1024×576。720p欲しかったけど仕方ない。
PC版で追加されたらしい新規CGについては、PSP版未プレイの自分にはどれが該当するのか全くわからんちん。
ぱんつはわかるけども。ぱんつは。願わくばもっとたくさんクンクンペロペロしたかったです。
あと、イイ場面のCGでもキッチリ足裏を入れてくるあかざ先生はさすがプロだと思いました。

変則サイズのCGを用意して回転やスライドを使った演出は動きがあって良かったです。回転で盛大にジャギってたのはご愛嬌。
凛菜ルートの終盤のCGのアオリ構図はゲームでは珍しくて、実にグッときました。あとケンカをする賢二さんがカッコよくて、思わず十三の仲間入りをしそうに……。ドキドキ


完全にエロゲ声優陣である。声だけ聞くと。
よって演技はド安定、というかいつもの。

それより気になったのは、めっさ音質が悪い点。
これはPSP版の影響だろうなぁ。移植元データをそのまま持ってきたのかどうなのか、こもりまくってて残念でした。せっかくPC版で容量に余裕があるのにー。

システム

エロが無いかわりに、
・表紙デザイン
・ボキャ典

というちょっと変わったシステム有り。

表紙デザインは、作中で主人公の描く漫画の表紙を自分で作れるというもの。あらかじめ用意されたデータを使ってレイアウトだけ変えてもよし、自分で画像を用意してエロ漫画を作ってもよし。(`・ω・)。

ボキャ典は用語集みたいなもので、つまり小ネタ集w 地味に手間かかってそう。ちょこちょこ面白かったです。読解力とか。ちなみにコンプリートには打ち切りエンド到達が必須。

まとめ

当初「PC移植はしない」と名言しておきながら、PSP版発売から1年後に出されたPC版、エロ追加が無かったのは矜持なのか配慮なのか。エロ追加版じゃなくパンツ追加版だったことに実は自分は安心しています。最低限スジを通すべきところは通しているから。
エロは欲しいけどな!
要するに最初からエロ有りで普通にメイビーから出してー……というのが私の心情なのですが、まぁ色々事情があるのだろうし、それは既に過ぎた事、次回作に期待するとして。

「勢いとキャラが魅力」というのはつまり軽いという意味にもなり、展開の大雑把さもアレといえばアレで、手放しで褒められる出来とまでは言えない。
でもホント面白かったです。コメディ好き、特に従来のメイビーファンなら何の心配も無く楽しめるはず。

星4つにするか迷ったんですが、一般ゲーなのにエロ無しで文句つけるのもおかしな話だし、個人的神ゲーであるモノモノを超えるレベルなら最高評価にせざるを得ないだろう、と。評価のマイナスは音質の悪さや微妙に漂う敗戦処理感の影響から。
久々の箒星×あかざ新作、期待以上に楽しませて頂きました。

メイビーソフト×箒星の新作マダー?(・∀・)

『オレは少女漫画家R』応援中 ! 2013年 3月29日 発売!!


 
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